2010-01-01から1年間の記事一覧
「スポーツマンガの身体」齋藤孝著より。 齋藤氏によれば、『巨人の星』と『あしたのジョー』はスポーツマンガの二大巨頭だという。とはいっても、最近の若い人にはほとんどなじみがないかもしれないが。 前者の原作者は梶原一騎で後者は高森朝雄だった。と…
「スポーツマンガの身体」齋藤孝著より。 この本のタイトル自体が何となくユニークに思えて手に取ってしまった。齋藤先生の専門は元々「身体論」だという。スポーツマンガには、素晴らしい身体表現がたくさん出てくると指摘していた。 そして氏は、みずから…
「道楽のススメ」中谷彰宏著より。 では、「見えるところにお金をかける」のは何というかと言えば、それは見栄だった。見えるところにお金をかけるということは、人の視線を気にしているとも言えよう。 大切なのは、人にどう見えるかよりも、自分が好きか嫌…
「冬の花火」村上龍著より。 この当たり前なセンテンスが意外にも気になった。あえてそれを文字したことで、意外性が感じられた次第。 これは小説で、その主人にこう語らせている。「わたしはこの春で五十四歳になる。基本的に怠惰で、苦労がない人生を送っ…
「道楽のススメ」中谷彰宏著より。 中谷氏の経験からは、たとえ年収が増えても、態度や発想は変わらないという。問題は年収が増え、使うお金も増えた段階で、態度や発想が変わってくるようだ。 現実は、タイトルにあげたように、貯金が増えるほど態度や発想…
「朝日新聞」2010.8.5付けより。 “オピニオン・声”面の「記者有論」というコーナーで目にしたフレーズだった。編集委員の西村欣也氏が、8年前の2002年に高校野球甲子園での決勝戦を観戦した時に、長嶋茂雄氏が語ったことだった。ここでの表題は「ただ1度の…
「1分で大切なことを伝える技術」齋藤孝著より。 もし職場で、減点主義ばかりがあからさまだとすれば、積極的に仕事に向かおうという意識は薄れてしまうに違いない。たしかに、人の行いを見ていると、その人のいい点よりは悪いところのほうが目につきやすか…
「違和感のチカラ」齋藤孝著より。 必ずしも筋の通ったまっとうなアイデアがいい企画だとはいいきれないということを、齋藤氏は経験から語っている。その例として、氏がかかわったNHKの「にほんごであそば」という番組を引き合いに出していた。 この番組の天…
「男の顔は領収書」藤本義一著より。 藤本氏は十歳のころから映画の魅力にとりつかれ、多い年には一年で150本を観ていたという。その詳しい話を雑誌の随筆に書いたところ、あるTV局が映画紹介と解説の依頼にきたようだ。 しかし、藤本氏は断っていた。それは…
「8万文字の絵」日比野克彦著より。 もう絵筆を握らなくなってかなりの年数が経ってしまった。絵は描いている時が一番楽しいものだ。時間をすっかり忘れてしまう。日比野さんは、絵が描けないと言う人は、「それらしく描かなくてはならない」という気持ちが…
「プレジデント」2010.7.19号より。 この号の特集は“頭を掃除する!”だった。あまり聞きなれない脳にとっての報酬という言葉が気になった。これは日本大学大学院の林成之教授だった。 そもそも人間には生まれながらにして「仲間になりたい」という本能をもっ…
「朝日新聞」2010.7.20付けより。 この日の「オピニオン」というコーナーは紙面の3分の2を費やして、「球児たちへ 野球を好きになる七つの道」と題して、現在評論家の桑田真澄さんが語っていた。毎年夏になると思いだすクワタは2人いた。桑田佳佑と桑田真澄…
「違和感のチカラ」齋藤孝著より。 このなかで、わざわざ「本来」という言葉が使われているのは、実際にはそれがうまく使われない場合があるかだろう。しかし、筆者は現代を生き抜く必須の感覚が違和感だという。 それは、現代社会が以前の時代に比べてリス…
「ギフト〜E名言の世界〜」7月号より。 この週のテーマは「継続」だった。これはリチャード・ニクソン(アメリカの第37代大統領)の語った言葉だった。ニクソンといえば、すぐに思いだすのが「ウォーターゲート事件」だ。それで失脚して、任期中に辞職に追…
「汗をかかずにトップを奪え!」三田紀房著より。 この一冊には実に気になるフレーズがたさくんつまっていた。というのも、既にわかったつもりになっていたものをこうして、言葉としてみると気づくことが多いからだった。 この章のテーマは「仕事は五分片づ…
ホームページ「どらく」2010.6月末より。 奥田瑛二のインタビュー記事で彼が語っていることだった。自身団塊の世代の一人で、その世代がまだ20歳前後に起こった「三億円事件」を題材にした映画「ロストクライム」に出演していた。 先日その映画を観てきたが…
「朝日新聞」土曜版2010.7.3付けより。 “柳井正の希望を持とう”というコラムの中のワンフレーズだった。ユニクロはいまでこそ大成功してるメーカーで、海外出店も積極的だ。しかし、いつも成功ばかりしていたわけではなかった。 店をオープンしては閉店した…
「プレジデント」2010.6.14号より。 これはセブン&アイホールディングスの鈴木敏文会長兼CEOの言葉だった。同じ値引きをするのにも、それを別の形で表現すると結果も異なってくるようだ。 それで大ヒットしたのが、現金下取りセールだった。衣料品のお買…
「ギフト〜E名言の世界〜」2010.6月号より。 未来と言う言葉からは、まだまだずっと先のような気がしてしまうもの。しかし、その始まりは今日、いま、この時で、まして24時間も向こうから始まるということでもなかった。 気がつきそうで意外に気がついてい…
「ギフト〜E名言の世界〜」2010.6月号より。 一瞬、学生時代の英語の授業を思い出してしまった。その時は、「教えることは学ぶこと」となっていて、単純に“Teaching is learning.”と訳したものだった。 しかし、ここでは「2度学ぶ」となっていて、“Teaching…
「遊び上手が成功する」中谷彰宏著より。 ここでは食べることが初めに書かれていた。それは体にいいかどうかということだった。そして、筆者は食べたあとのことを心配するような人は、おいしいものを食べる資格はない、とも語っていた。 食べる時は、これが…
「ギフト〜E名言の世界〜」2010.6月号より。 ここの章では村上信夫の名言が取り上げられていた。それは「料理は、材料や調理技術も大切だけれど、心を込めてつくらなきゃ、絶対においしい料理なんかできないです」だった。ここで、「心を込める」は英語にす…
「遊び上手が成功する」中谷彰宏著より。 中谷さんは、おなかがすいたから食べるのでは、遊びではなくて、ただの事務のようなものだという。つまり必然的にしなくてはならないことをやっているという意味だった。むしろ食事もそれ自体をもっと楽しむべきだと…
「遊び上手が成功する」中谷彰宏著より。 ふだんあまりマナーを意識したことがないものだが、身近なところでは公共の乗り物(電車やバス)に乗る際には、それを守らない人をみると改めてマナーの大切さを実感するものだ。 マナーに似たものにルールがある。…
「メトロミニッツ」2010.6月号より。 特集は、“緑を楽しむ幸せライフ”だった。ちょうど、今の季節は新鮮な緑が豊富に目に入る。この二階の窓からも、とくに晴れた朝にはさまざまな木々の新緑が目に心地いい。 さて、タイトルのフレーズ(=植物育ては子育て…
「ギフト〜E名言の世界〜」5月号より。 このテキストの講師パルバースさんの「創造について」のエッセイからのワンフレーズだった。氏の経験から語られている言葉は興味深い。それは42年以上も前に、突然インスピレーションがわいてきたときのことを覚えて…
ウェブサイトの「百式」2010.5.23付けより。この日は、毎日何かに感謝する練習をするサイトの紹介だった。Leahさんは母親から、感謝の手紙をちゃんと書くようにと教えられていたようだ。そして、それをきっちりと実行に移していたのだ。その手紙を載せている…
「ギフト〜E名言の世界〜」5月号より。 最近毎週このテレビ番組(NHK教育放送)を見るようになっている。テレビだけ見ているだけでは見逃してしまいそうな名言はテキストで読むようにしている。そのなかで味わいのあるフレーズ出くわしたりもする。今回のテ…
「作家の条件」森村誠一著より。 森村氏は時代と共に生きた人間がいるという。その中で昭和という時代と共生した人間として思い浮かべるのは、(氏にとっては)石原裕次郎、美空ひばり、作家の松本清張だった。そして松本清張を論ずることは、戦後の昭和文芸…
「作家の条件」森村誠一著より。 現役の人気作家が、作家の条件と題して書いているところが興味深く購入した一冊だった。これはエッセイ集を文庫本にまとめたものだった。個人的には特に20代から30代にかけて氏の推理小説はたくさん読んだものだった。 森村…