2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

制限されることで、思考は進む・・・

「考える力」齋藤孝著より。 つまりこれが、「考える」力を集中させる秘訣だと齋藤氏はいう。もし作文でも、なんでもいいから書いてみなさいと言われたら、逆にいったい何を書いたらいいか迷ってしまうもの。 これは小中学生のころの作文や読書感想文を書い…

もし時代というバスが東に向かうならば、私は西に向かうつもり・・・

「朝日新聞」2010.2.21付けより。 “仕事力”というインタビュー記事のなかで、新井満さんが語っていたことだった。4回連載のうちの3回目だったが、それまでの2回は実に深刻な顔写真が掲載されていた。むしろ恐い印象を与えていた。しかし、今回満面の笑み…

ハナシはコトバの材料で建てる建築。

「朝日新聞」土曜版2010.2.20付けより。 “磯田道史のこの人、その言葉”というコラムを読んでいたら、上記の面白い表現に出会った。こう言っていたのは、「話術の神様」と言われた徳川夢声(1894年4月13日 - 1971年8月1日)だった。子どものころテレビで何度…

「複雑な現象というのは、単純な事実の投影に過ぎない」

「成功への情熱ーPASSION」稲盛和夫著より。 これは広中平祐先生の言葉だった。氏は数学の難問を次元を一つ高くすることで簡単に解いて、フィールズ賞を受賞していた。稲盛氏は信号のない交差点に四方から車が入ってくることを例にあげていた。当然ながらそ…

経営哲学を持ったことにより、会社は発展・・・

「成功への情熱ーPASSION」稲盛和夫著より。 先般日本航空の再建のため、会長に就任した稲盛氏はどういう考えをお持ちなのかということをこの一冊から感じ取ることができそうだ。 創業した京セラ、第二電電でも大きな成功をおさめてきたのは、その哲学、考え…

「気持ちは図面に書けない」

「仕事が面白くなる発想法」岡野雅行著より。 この本のサブタイトルには、“世界一の職人が教える”とある。金属製品を何工程にもわたって変形させてつくる金型は、人の手による微妙な調整がなければ完成しないという。岡野さんは、最後の「もう気持ち薄く」な…

自分で情報を読み解くときは、あくまでも独断と偏見・・・

「企画脳」秋元康著より。 じつはこのフレーズもはじめにさらりと読んだときには気づかず、読み返したときにどうもひっかかったのだ。この部分はちょっと難しく書かれているが、要するにみんなが情報だと思ってないことに気づけるかどうかの問題でもあった。…