2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

人の評価、客観的な評価ではなく、自分にしかない自分が持っている価

「自分力の底力に気づけ」弘兼憲史著より。 つまり、その価値をとりあえず肯定し、そういう力を大切にしていこう、と筆者は提案している。 “自分にしかない自分が持っている価値”、なんていうと理屈っぽい人はそんな価値はないとか、価値のあるなしは他人が…

「志賀直哉はなぜ名文か」

「志賀直哉はなぜ名文か」山口翼著より。 これはフレーズというより、書名そのままだ。私が若いころ志賀直哉は「小説の神様」と言われていた。もしかしたら、今でも学校ではそう教えているかもしれない。 でも、それはなぜだろうとは思わなかった。昔からみ…

国内でブログの登録者数は、今年の三月時点で八百六十八万人(総務省

「日経新聞夕刊」2006.5.29付けより。 “サイト東西南北”というコーナーにあった記事より。現在はさらに増えていることだろう。900万人から1000万人かも知れない。 しかし、これはあくまで登録した数字であって、とうてい生きた数字だとは思えない。というの…

目に見えない虚のところに目をむけてこそ、物の本当の姿が見えてくる

「閑のある生き方」中野孝次著より。 中野氏は物が過剰にある状態が人間に幸福をもたらすわけでもないと述べている。さらに、筆者の友人である加島祥造氏の本「伊那谷の老子」からの引用をしていた。その部分は詩の形になっていて分かりやすい。土をこねてひ…

仕事道具にこだわることは、プロ意識がある証でもある。

「pronto pront!」2006.vol.02(5月26日発行)より。 たまたま昼食後喫茶店のプロントに入ったら、このチェーン店のフリーペーパーがあった。その特集は“みんなの仕事道具”だった。そのはじめのページにあったフレーズ。 これを読んでいたら、つい先日の巨人…

ノートはさながら発想の遊び場。

「R25」2006.5.25号より。 このフレーズの表現は自分にとっても比較的しっくりくるように思えた。パソコンに向かう時間のほうがノートを開いている時間より圧倒的に多いかもしれない。しかし、聞きかじり、見かけたもの、思いつきや切抜きをまるで吹き溜まり…

自分のわがままをピタリと表現する“オレ仕様”という名の快感。

「モノ・マガジン」2006.5.16付けより。 自分だけにあったオリジナル仕様のものはオーダーということになるだろうか。たとえば、家などもほとんどオーダーに近いものだろう。身近なものでは持っているものに名入れをするだけでも自分だけのものになる。 ホー…

散歩ひとつ気持ちよくできないなんて・・・

「日経新聞夕刊」2006.5.23付けより。 これはプロムナードというコーナーで作家の熊谷達也氏がいっているフレーズ。この後には「本当にいやな世の中になってしまったものですなあ・・・。」と続いていた。 取材にでかけていない時の小説家の日常は、ほとんど…

スポーツマンは故障して一人前。故障はスポーツマンの勲章。

「延長戦に入りました」奥田英朗著より。 もちろん、これは半分以上冗談だろう。この本自体がお笑いでできているからだ。でも、ある意味そうかもしれないとも思えたりもする。 スポーツをやれば、たいていどこかを痛めるものだ。たとえば、オリックスの清原…

“いかに”ではなく、“どれだけ”勉強するか。

「ENGLISH JOURNAL」2006.5月号より。 TOEICは英語力を社会に示すための証明書でもある。 そして、上記はTOEIC研修トレーナーのヒロ前田氏のいっている言葉。彼は満点の990点というスコアを持つ。それだけにこの英語のテストを受けようとする人は耳を傾けた…

一日の仕事を通じて生れたアイデアに提案こそ、最も価値のい高い情報

「PRESIDENT」2006.5.29号より。 サーバーエージェント社長の藤田晋氏の言っているフレーズ。もともとこれは、自己アピールの営業力というテーマで書かれている部分にあったもの。そのサブタイトルには“つい覗かずにはいられない高視聴率「ブログ」と心得よ”…

ゴミ箱に直行しないDMの作り方。

「一通のDMでお客さまの心をつかむ法」有田昇著より。 昨夜日記を書いたあとに、ふと横の書棚を見ると片隅にこの本があったのだ。もう10年以上前に買ったもの。その本のサブタイトルが上記のフレーズだった。 で、実際そんなDMは作れるのだろうか。もしあ…

自分の経験からも、失敗が多い人のほうが成功するという考えの持ち主

「PRESIDENT」2006.5.29号より。 この部分のタイトルは『営業の鬼が直伝!「自分を売り込む」文章術』となっており、サブタイトルには“アサヒビールの池田会長が顧客と社員の心をつかんだ秘訣を公開”とあった。 要するにフレーズとして取り上げた部分は、昔…

おそらく、感動した体験の数の分だけ、人間の感受性はより鋭く豊かに

「読めば読むほど」永六輔・千絵・麻里著より。 この本は父と2人の娘によって書かれている。読書は楽しいということを子どもたちに伝えるために書かれている。そのなかで、次女の麻里さんが述べている部分にあったフレーズ。 最近の子どもたちは生れたときか…

ジャン・レノのようなオヤジになれる秘訣・・・

「R25」2006.5.11。No.92より。 最近の話題の一つに世界的なベストセラー小説『ダ・ヴィンチ・コード』の映画化がある。そのなかで、ジャン・レノが演じるのは主人公(トム・クルーズ)を追うフランス司法警察中央局の警部、べズ・ファーシュ。 彼は間違いな…

「大丈夫!」の一言が、厚さ十センチの育児書よりも私を勇気付けた。

「産経新聞」2006.5.14付けより。 今日は「母の日」。新聞の記事を読みながら、別に年老いた母だけでなく、子育てをする若い母親についても触れてもいいかなと思った次第。これは子育てをする際に「孤独を感じている母親へ」というテーマで、フリーキャスタ…

モノより「思い出」型の贈り物が増えている。

「朝日新聞朝刊」2006.5.13付けより。 生活面を眺めていたら、明日の「母の日」を前にした記事の中にあったフレーズ。またその中には「いるのが当たり前で忘れてしまいがちな母への感謝の気持ち・・・」という部分もちょっと気になった。 これは母だけでもな…

どんな小さなことでも、自分で発見することの悦びにまさるものはない

「夕顔」白洲正子著より。 あるとき白州さんのところに雑誌社から次のような依頼の電話があった。・・・「あなたは旅行好きだから、隠れたところにある温泉場や静かな宿屋を知っているだろう。そんな秘境を教えて欲しい」という内容だった。 もちろん白洲さ…

自然が持つ色のエネルギーをもらって元気という宝物を取り戻さないと

「日経新聞」2006.5.8付け夕刊より。 画家の絹谷幸二氏が「人間発見」というコーナーで“色彩と夢の力は元気の源”というタイトルで語っているワンフレーズ。 私は数十年前から絹谷氏の絵画には関心があった。強烈な色彩によって描かれる作品はどれも印象的だ…

「五感の故郷」を育てる経験を、たくさん積み重ねておくこと。

「五感生活術」山下柚実著より。 まず、この著者の名前からして興味深い。柚の実とあることから、香りのいい柚を連想してしまう。実際はゆみと読むようだが。それはそうと、今夜バスに乗ったところ隣に座った男の強烈なタバコの匂いが気になった。かなりのヘ…

人間の海のような大都会で、偶然同じ人物に再会する確率・・・

「砂漠の駅(ステーション)」森村誠一著より。 久しぶりに森村作品を読んでみた。これはメインは新宿を舞台にしたミステリー小説だった。その中にあったワンフレーズが気になった。この砂漠とは“東京という人間の砂漠”のことを意味していた。その砂漠の中の…

たわいのないその場限りのコトバ遊び。

自分のウェブ日記を振り返ってみたら、そんな感じがしてきた。 いろいろな方のブログを眺めていると、しばしばバトン(リレー形式で質問に答える言葉遊びのようなもの)に出くわすことがある。自分では参加はしないものの、そこに書いてあることを読んで楽し…

あの人は特別な才能があるから、ということをよく言いますが・・・

「朝日新聞」2006.5.7付けより。 村上龍氏が仕事力というコーナーで述べている部分。その後には次の言葉が続いていた。「・・・才能というのは、その人間にペタッとくっついている特別なモノではないんです。」 よくプロ野球などではドラフトやプロテストに…

誰にも「それさえあれば」というもののひとつやふたつあるような気も

「シネマと書店とスタジアム」沢木耕太郎著より。 この本のあとがきにあったこの部分を読んで、なるほどそれがこの本のタイトルだったのかと納得した次第。 この「これさえあれば」というものはここでは生活必需品やお金や食事というものを指してはいない。…

サービスは、学校では教えてくれない。

「節目に強い人が成功する」中谷彰宏著より。 そういえば、学生時代に「サービス学」なんていう科目はなかった。学校では普段使わないような難しい数学の問題を解いたり、役に立ちそうもない公式や語彙などを暗記させられたという印象が強い。 定期試験や受…

観光客だらけのリゾート地より、各駅停車の小さな旅・・・

「週刊文春」2006.5月4日、11日号より。 映画監督の森田芳光氏による“ゴールデンウィークの小さな旅”という記事の中にあったフレーズ。ゴールデンウィークだからと言って、すべての人がその恩恵を受けられるわけではない。この時期こそ忙しい人もいるだろう…

すべてのハウツー本は、経験を通して忘れ去られてゆく。

「タフな男になる80ヶ条」弘兼憲史著より。 この本のサブタイトルには“島耕作に聞く”というのがつけられている。マンガにしても小説にしても、空想の世界に遊ぶというのは楽しいことだ。ゴールデンウィークだから普段できない読書をゆっくりとしようという人…

便利と面倒はしばしばセットになっている。あとは慣れか・・・

手元のケータイを手にしながら思ったこと。最近はなにかと個人情報の流失がらみの事件や事故のニュースをよく見かける。世の中全体が神経質にならざるを得ないようだ。仕方がないか。 ここにあるケータイもそんな個人情報のセキュリティを考慮したものになっ…

現代は誰もが不安を感じる「不安の大衆化」の時代とでも言えるだろう

「日経新聞」2006.5.1付け夕刊より。 こう語っているのはアニメーションを通じて子供たちに夢を送り続けている宮崎駿氏だ。 とくに現代の子供たちは本当に大変な時代に生れてきたとも語っている。それは親の過度の期待や受験戦争、就職難など多くのものを背…