仕事道具にこだわることは、プロ意識がある証でもある。

pronto pront!」2006.vol.02(5月26日発行)より。
たまたま昼食後喫茶店のプロントに入ったら、このチェーン店のフリーペーパーがあった。その特集は“みんなの仕事道具”だった。そのはじめのページにあったフレーズ。
これを読んでいたら、つい先日の巨人ー日本ハム戦をテレビ観戦していた時の新庄選手(ファイターズ)のこだわりについて思い出した。彼はプロ野球に入ってからずっと同じグローブを使っているという。
もちろん守備は一流であることは確かだ。彼の商売道具ともいわれるグローブはほかの人には絶対触れさせないという。試合がホームグラウンドで連戦のときでも、ロッカーに置いては帰らないようだ。一見派手なパフォーマンスばかりに目がいってしまうためか、それは意外なことでもあった。
打者では松井選手やイチロー選手もバットにはこだわりを持っていることはよく知られている。スポーツ選手以外でも持つ道具にこだわっている人は多いだろう。落語家なら扇子や手拭い、ミュージシャンなら楽器、釣り人なら竿、ビジネスマンなら手帳・・・数え上げたら切りがない。
またたとえどんな一流品の道具を持っていようとも、それを自在に使いこなせなければプロとはほど遠い。自分にもっともふさわしい道具は長年の経験によって選ばれ、作られていくものだろうか。
私が仕事で使っているちょっとこだわりの相棒は・・・せいぜいゲル状インキのボールペンくらいかな。