2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

セリフを軽くするのは肉体訓練でね。

「R25」2008.8.28号より。 俳優の津川雅彦さんの言葉だった。現在68歳で52年のキャリアがあった。子役時代を含めれば63年になるという。映画に出てくる役はいつもかなりの存在感がある。余裕というか貫禄を感じさせる。もともと両親も俳優で、祖父も日本初の…

この喜びは今日で忘れよう・・・

「R25」2008.8.21号より。 普通ならうれしいことがあったら、できるだけ長く浸っていたいと思うもの。しかし、彼は“いつまでも喜んでいたら次に行けないなと思った、”という。彼とはかつて映画で日本アカデミー賞、ゴールデンアロー賞、ブルーリボン賞、日本…

大手コンビニでさえも、米パンをメニューに加えはじめている。

「メトロミニッツ」2008.9月号より。 藤原新也氏(写真家、作家)がエッセイの中で、“米パンは本当に歴史的革命だと言いたい”と書いていたのが印象的だった。日本人がパンを日常的に食べはじめたのは戦後のことだった。それはアメリカが日本をパン食国家にす…

何かに「繰り返しこだわる」ことにも、自分を調える作用がある。

「フロイトで自己管理」齋藤孝著より。 たとえば、繰り返し気持ちが向く対象があることで自分の心が調ってくることもある。この場合、調(ととの)うということは本来の自分らしさが保てる、または戻るという意味のような気がする。 例えば、画家は同じモチ…

野武士の2連覇と少年旋風。

「ニッポン五輪メダルプロジェクト」岡田忠著より。 このタイトルからはいったいどんな種目を連想できるだろうか。実は日本のオリンピックでの水泳競技のことだった。日本の水泳は1920年のアントワープ大会が初出場だった。 そして、最初の金メダリストはそ…

四割の顧客を摑むために、六割の市場を捨てる・・・

「プレジデント」2008.8.4号より。 現アサヒビール社長の荻田伍氏が2002年当時、赤字続きだったアサヒ飲料へ行くよう命じられた。その時苦しい状況を打開するために、仲間とともに考え抜いたことが上記フレーズだった。 しかし、言葉で伝えたところでなかな…

俳句の世界では、甘酒って夏の季語・・・

「日経新聞、夕刊」2008.8.15付けより。 生活面の「温故知新のエコライフ」というコラムで佐光の紀子さんが書いていた。これはちょっと意外!しかも、江戸時代には甘酒は夏の暑さを乗り切る滋養ドリンクとして、暑い盛りの飲み物だったようだ。 甘酒売りとい…

お笑いタレント依存率が高い・・・

『「お笑いタレント化」社会』山中伊知郎著より。 「空気が読めて、笑いが取れて、ネタ持ってる・・・」要するにこれが今ウケているお笑いタレントたちだろう。お笑いタレントが今ほどテレビで大ウケしている時代はあっただろうか。テレビをひねれば、どのチ…

「ヤマ勘」と「直観力」との決定的な違い・・・

「そのとき選手が変わった!」児玉光雄著より。 サッカー監督の岡田武史が「監督の仕事のいちばん重要なことは“決断”すること」だと述べている。もちろんその決断が正しいか間違っているかは結果が出てみなければわからない。それは論理や理屈ではないという…

ムダこそ自分を豊饒にする。

「知的経験のすすめ」開高健著より。 著者がアラスカの原生林で老人のガイドにレクチャーされたことがあった。森の中には倒れて朽ちたままになっている風倒木というものがあったらしい。 これは実はゴミではなかった。逆に森を育てているものだということで…