2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「純粋」や「百パーセント」という言葉に頭が降伏していた。

「名画読本」赤瀬川原平著より。 「純粋」とか「百パーセント混じりけなし」などの言葉は、先入観のなかでも私たちの判断をかなり左右しそうなものだ。純粋イコール混じりけのない、ということになる。 だから100%と聞くだけで何故か嬉しくもなってしまう。…

情報は常に発信している人の下に集まる。

朝日新聞(2006.2.24付け)神奈川版より。 ここには伊藤さんというK大に通う女子大生が、いま流行のブログを面白くするコツについて書いていた。その中のワンフレーズがこれだった。 総務省によると、ブログの利用者は現在500万人を超えているという。伊藤…

コミュニケーションを上手にやるコツは質問にある。

「斉藤スタイル自分を活かす極意」斉藤孝著より。 筆者の造語の一つに「質問力」というのがある。同じ話しを聞いても思いつく質問は異なってくる。質問にも質を問われていると思えば、うかつな質問などできなくなりそうだ。つまらない質問でもしようものなら…

チワワみたいな目をした学生の目が狼の目に変わる瞬間・・・

「PRESIDENT」2006.2.13号より。 “何ごとにもクールな部下”に対してどうしたらその心の目を覚まさせるか、ということについて小宮山宏氏(東大総長)が書いている部分にあったフレーズ。 ここでは部下とはなっているが学生にもあてはまる。成績優秀な学生の…

しっかりチャンスを摑んだ人の多くは、チャンスがやってくる以

「運命を味方にするセルフ・プロデュース術」中山庸子著より。 このフレーズを目にしたとき、思わず宝くじのことを思い浮かべてしまった。宝くじも買わなければ絶対に当たらない、とはよく言われるからだ。まあ、この場合はそんな単純な当たり外れのことでは…

「変わっている」のと「個性的」とは違う。

「運命を見方にするセルフ・プロデュース術」中山庸子著より。 誰も自分だけは個性的だと思いたがっているのではないだろうか。しかし、場合によっては、ただ変わっているだけに過ぎないのかもしれない。 単に流行(ファッションを含め)を表面的にまねたと…

言葉が適確になると適切な言動がとれるようになる。

「PRESIDENT」2006.2.13号より。 この号の特集は“対人関係が劇的に良くなる言葉のテクニック”というものだった。前日は褒める言葉や励ます言葉について触れてみた。で、もし褒められたりした場合、どんな言葉を返したらいいだろう。普通なかなかそんなとこ…

理屈が通らなければ納得はしないが、理屈だけでは人は動かない。

「PRESIDENT」2006.2.13号より。 で、結局どうすれば人は動くのかといえば、“情が伴ってはじめて動く”のだ。例えば、「やる気を出せ!」と怒鳴ったところで、言われた方は逆にやる気を失ってしまうもの。 人がその気になって動くのは、どちらかといえば褒め…

・・・この「感謝力」も強さの秘訣だろう。

朝日新聞日曜版(2006.2.18付け)より。 これはスポーツライターの増田明美が高橋尚子選手について語っているコラムの中にあったワンフレーズ。それにしても、いろいろな「力」があるものだと思ってしまう。マラソンというイメージからは持久力、筋力、肺活…

“俺しかこれできないんだよ”っていうことが1個みつかればね・・・

「R25」2006.2.16(No81)より。 こう語っているのは堤幸彦氏(演出家、映画監督)だ。このフレーズの後にはインパクトある次の言葉が続いていた。「・・・10年くらい棒に振ったっていいんじゃないかな」この部分が車内広告にも出ていた。しかし、私はタイト…

自分にしかできないサービスを考えよう。

「あなたのお客さんになりたい!2」中谷彰宏著より。 サービス業にはたいていその業種ごとにサービスマニュアルのようなものがある。それを徹底的にマスターしたからといって、お客さんは十分満足してくれるわけではない。 お客さんの要求は一人ひとり異な…

人間関係の基本は気持ちよさにある。

「なぜ、この人はここ一番に強いのか」弘兼憲史著より。 この本の中では、五十代の人生の先輩(弘兼氏)が二十代の若者(社会人としての経験がまだ浅い)に対して生き方のアドバイスをしている。サブタイトルには「男の決め技100の研究」とある。この本のタ…

贈り物につけられたメッセージはプレゼントに付加価値をつけてくれる

一昨日のバレンタインデーには、ほとんど義理も無いのに何人かの方からチョコをいただいてしまった。(毎年のことだが)そしてその中の一つにはメッセージがつけられていた。 そしたら、以前に思いついた自分のフレーズを思い出してしまった。それは「感謝の…

物事を楽しむためには、実用としてとらえるのではなく、感性でとらえ

「あなたのお客さんになりたい!2」中谷彰宏著より。 数年前にホームページをはじめたときに、友人にそのことを話すと「それは何かの役に立つのか」とか「作っても何かメリットはあるのか」と聞かれたことがある。 私はそのホームページを通じていろいろな…

その名も・・・・・“万里の長城作戦”

読売新聞朝刊(2006.2.14付け)相模版の記事より。 この大げさなネーミングの見出しは何かといえば、その前に「カボスのとげで害獣退治」とある。これは神奈川県厚木市がすすめているカボスを利用した害獣対策だった。 2004年度では、山にすんでいるイノシ…

サービスにおいては、効率よりも効果のほうが大切。

「あなたのお客さんになりたい!2」中谷彰宏著より。 よく仕事では効率を上げるとか効率化という言葉が使われる。この効率とは目に見える物理的なものをさしている。仕事は分業化すると効率はあがるもの。 しかし、サービスではやや異なっている。この場合…

勝負の世界に生きる以上、負けない人はいない。

「勝負脳を鍛える」谷川浩司・古田敦也著より。 強いときには負けしらずような印象を受けるが、誰でもどのチームにも負けはある。かつては無敵といわれた世界チャンピオンのボクサーでさえ負けがこんで引退を決意するときがくる。大相撲でも朝青龍は8連覇は…

細かい気遣いが、勝負に向けた気力の充実にもつながってくる。

「勝負脳を鍛える」谷川浩司・古田敦也著より。 たとえば谷川浩司の場合、当然ながら遅刻しないとか、大切な対局の時には必ず和服を持参するなど細かいところにも気を遣っているという。(将棋では対局に遅刻すると三倍の時間が持ち時間から引かれてしまう。…

どこかに「駄目もと」みたいな感覚がないと、新しいことにはチャレン

「勝負脳を鍛える」谷川浩司・古田敦也著より。 かなり精神論的なことでもあるが、このように言葉に出すということは日常ではほとんどない。上記は今年から監督兼任のプレーヤーとなった古田が言っている言葉だった。 守る気持ちが強すぎると、どうしても新…

チラシ広告の中にちょっとウレシイを探している。

時どき何の目的もなくチラシを眺めたりすることもある。そんなとき無意識のうちにもおトクを探していたりする。例えば、チラシのなかに何か目玉商品や情報はあるだろうかなどだ。 具体的には、商品の割安感だけでなく割引クーポン、ドリンク無料券、プレゼン…

身近なチラシに込められた創意工夫に触れる・・・

「チラシで読む日本経済」澤田求・鈴木隆祐著より。 新聞の折込みチラシは毎日のように目にする。時には新聞本体よりもチラシの分量が多いことさえある。個人的には98%くらいは見ないかもしれない。特別興味や関心が無ければそのまま束にして、紙の回収日に…

森さんは高齢化社会の希望。

「日経新聞夕刊」2006.2.7付けより。 森さんとは、文化勲章を受章した森光子さん(85)のことだった。森さんは以前から足腰を鍛えるためにスクワットを毎日のようにしていることは知っていた。 さらに現役でがんばれることのポイントがここにはあった。それ…

「どう見られているのか」ということと「どう見せたいのか」というこ

「相鉄瓦版」平成18年1.2月合併号より。 こう述べているのはファッションデザイナーのドン小西氏だった。彼にとって人のファッションをチェックするのは職業病のようなものとも言っている。どこにいようとも無意識のうちにチェックしているらしい。 べつに自…

個性は基礎仕事力の上に花開く能力。

「朝日新聞朝刊」2006.2.5付けより。 PRのページで「仕事力」というテーマで作家の林真理子氏が述べていた。彼女自身、親から「箸にも棒にもかからない」と言われたほど怠け者だったという。しかし、会社に勤めたことで向上心、自己を鍛錬する力がついたと…

リサイクルやエコというよりもまず、質の高いモダンなもの・・・

「Pen」2006.2.15号より。 リサイクル素材でも実に魅力的な商品ができているという例があった。スイスにあるバッグ工場では兄弟が、ひとつひとつが世界唯一というバッグを作っていた。その素材はなんと!トラックの幌だったのだ。 かつて高速道路のすぐ横の…

エコロジーは、まさに21世紀的な知的好奇心をそそるパズルである。

「Pen」2006.2.15号より。エコロジーは生態学とはいってもぴんとこない。しかし、地球上の資源が枯渇して環境破壊が進んでいることは確かだ。だから環境、資源の保護のために「ちきゅうにやさしい」というエコマークを時どき目にするようになったのだろう。…

「江夏豊の21球」は「水沼四郎の21球」でもあった。

「捕手論」織田淳太郎著より。 かつて「江夏の21球」(山際淳司著)というノンフクションがあった。これはすでに野球ファンなら一度は聞いたこともあるかもしれない。私もこれは繰り返し3ほどは読んでいた。これが出版されてたあとで、NHKテレビでもドキ…

ただただ、さまよい、歩き、そのことでいくつもの発見をした。

「牛乳の作法」宮沢章夫著より。 筆者は劇作家・演出家をしている人だ。あるとき軽井沢で若者に演劇の指導をしたときの話だった。これは「歩く」という章のなかにあったフレーズ。 まず、メンバーをA班、B班の2つのグループに分けて、軽井沢で見つけたもの…