身近なチラシに込められた創意工夫に触れる・・・

「チラシで読む日本経済」澤田求・鈴木隆祐著より。
新聞の折込みチラシは毎日のように目にする。時には新聞本体よりもチラシの分量が多いことさえある。個人的には98%くらいは見ないかもしれない。特別興味や関心が無ければそのまま束にして、紙の回収日に出してしまう。
今までとくに関心を持って眺めたものは、家屋、車、パソコンなどだったような気がする。しばしば目にするのは地元スーパーや最寄のデパートのものかもしれない。それらのチラシにはリアルな経済が見えるようでもある。商品の流行、価格、商品の相場など。また年間の行事や季節の移り変わりまでも感じられる。
個人的には例えば、大型家電品などを購入する場合、第一段階として新聞のチラシによっておおよその商品情報をつかんだりしている。さらに、第二段階として詳しく知るために販売店に出かけてパンフレットを収集したり販売員に尋ねたりしている。
しかし実際に購入を決定するのは価格ばかりではない。販売員の接客や相性にも左右されることも多い。さらに買った後のアフターまで考えることもある。そういえば、地元のチラシの中にはファミレスなどの割引クーポンが付いているものもある。たまたま行こうと思っているときはちょっと得した気分にもなるものだ。
そこで買物をすれば、ちょっと楽しそうだというような気持ちに駆り立ててくれるなら、いいチラシに違いない。そんなチラシには創意工夫があるもの。また時には価格を超えた何か楽しい情報もあればなお一層いいかも・・・