森さんは高齢化社会の希望。

日経新聞夕刊」2006.2.7付けより。
森さんとは、文化勲章を受章した森光子さん(85)のことだった。森さんは以前から足腰を鍛えるためにスクワットを毎日のようにしていることは知っていた。
さらに現役でがんばれることのポイントがここにはあった。それは3つの“ない”だった。つまりそれらは1.風邪を引かないこと。2.転ばないこと。3.気をつかいすぎないこと。この3つに気をつけてきたことが現役で長く活躍できた秘訣のようだ。
世間では風邪が流行しているこの季節もきっちりと注意しているに違いない。風邪なんかと思わないで健康管理に気を配っている。高齢になれば転びやすくなり、転べばケガもしやすく治りも遅い。それも自覚している。だからこそ足腰の筋力を鍛えるためにスクワットは欠かさないのだ。さらに、気を使いすぎないようにすることで、ストレスをためないことにも気をつけているのだろう。
以上のことは、自分を守るためでなく積極的に周囲に迷惑をかけないことにもなっている。単純そうだが、若い人ほど意外に自覚できていなさそうだな。これを実践できているからこそ、85歳でも現役第一線で活躍できているに違いない。実際そこまで元気でいることだけでも大変なことなのに・・・