「早起きは三文の徳」は医学的にも正しい。

「早起きは三文の徳」は医学的にも正しい。
「ゆっくり動くと人生が変わる」小林弘幸著より。
ここでの一行目には「朝はまず、ベッドや布団から飛び起きないこと」とあった。目が覚めても、体はまだ半分眠っている状態だからだった。いいのは、簡単なストレッチをしてから起きるといいようだ。
筆者の経験から、ゆっくり起き上がるようになってからは、驚くほど、朝の忘れ物もなくなったという。30分余裕をもって早めに起きることは、自律神経的に見ても、理に適っているようだ。
朝のゆっくり=余裕が、その日一日のクオリティ・オブ・ライフを左右ようだ。筆者は忘れ物をしないように、絶対に忘れてはいけないものをメモして、玄関に貼っておくことをすすめている。私は定期入れのメモに書いておくと、目にする機会が多いので忘れにくい。

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一日30分、自分だけの「ゆっくりタイム」をつくる。
「ゆっくり動くと人生が変わる」小林弘幸著より。
バタバタ、セカセカは自律神経にとって大敵らしいが、ダラダラと時間を過ごすことも同様に自律神経のバランスを乱すそうだ。
理想は「ゆっくり、早く」だった。ゆったりとしながらも、無駄なく軽やかに、リズミカルな生活を送ることだった。
そこに持って行くための有効な手段は「一日30分の自分一人だけのゆっくりタイム」だった。これだけで生活にいいリズムが生まれるという。

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一日の終わりに短い日記をつけて心を整理。
「ゆっくり動くと人生が変わる」小林弘幸著より。
ゆっくりのリズムを作ることは、イコール自律神経のバランスを整えることでもあった。そこで提案するのが、一日の終わりに短い日記をつけることだった。
日記には「デトックス効果」があるようだ。
文字に書き出すことで、それまで嫌なことも、大したことではないと少しずつ思えてくるという。書くことで乱れた自律神経のバランスも整うのだそうだ。
日記は過去を書いているようで、未来への扉を開くツールもあるという。これは意外な発想だと思える。書く内容な、1、最初にその日一番失敗したことを書く。2、次に日で一番感動したことを書く。だった。
寝る前の一時間を充実させることは、人生を大きく変えるともいう。そういえば、今ではほとんど毎日、フェイスブックを書いている。そこでは写真を一緒に短いコメント書いていた。またFB友達との交流も気分転換になっている。これもある意味「デトックス」にも思える。

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お風呂も「ゆっくり」がポイント。
「ゆっくり動くと人生が変わる」小林弘幸著より。
ぬるめのお湯にゆっくり、ゆったり半身浴するのが最高だという。良くないのは熱めのお湯に短い時間だけつかることだろう。
長すぎるお風呂もかえって脱水状態を起こすから、15分がベストだという。それでもやや長く感じられるが。
シャワーだけというのもよくないらしい。質の良い睡眠のためには好ましくないようだ。副交感神経がスムーズに上がるのは38〜9度のようだ。
それで質のいい睡眠へとシフトチェンジできるのだった。またその後のコップ一杯の水も血液の状態をよくするという。気をつけたいものだ。

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休日に何か一つテーマをつくる。
「ゆっくり動くと人生が変わる」小林弘幸著より。
ここでのテーマとは目的をつくることだった。テーマがあることで、自律神経のバランスも高められ、人生の充実のためにも有効だという。
かつて、筆者は「サザエさん症候群」にかかってしまったという。それは日曜の夕方この番組が放映される時間帯から、心身さまざまな不調が生じていたようだ。こんな医者でもそんなことに陥るのは意外だった。
ポイントは休日最終日の夜の過ごし方にあったようだ。翌日からの予定をチェックし服装、持ち物準備するだけもよかったのだ。またストレッチをして体をほぐせばなおいいという。
これだけでも、準備万端で余裕ができるという。
自分が現役で働いている時は、休みの日にいろいろと翌日からのネタの準備をしていた時は、休みの翌日に仕事に行くのが楽しく感じられたものだった。
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「医者の笑顔」は患者にとって最高のクスリ。
「ゆっくり動くと人生が変わる」小林弘幸著より。
まだにその通りだと感じている。患者にとって医者の口調や表情は気になるものだ。そこで、笑顔や余裕を感じさせてくれると、かなり安心させられる。
筆者はそれを言葉にしてくれていた。いい言葉や笑顔だけでも自律神経のバランスは安定させてくれる。
患者はもともと不安を感じているものだから、医者はその気持ちを安定させることで、治りも早くなると感じているようだ。基本はゆっくりした口調と笑顔だろう。