エコロジーは、まさに21世紀的な知的好奇心をそそるパズルである。

「Pen」2006.2.15号より。

エコロジー生態学とはいってもぴんとこない。しかし、地球上の資源が枯渇して環境破壊が進んでいることは確かだ。だから環境、資源の保護のために「ちきゅうにやさしい」というエコマークを時どき目にするようになったのだろう。
このフレーズのあとには「そのパズルを解くためには、いまさまざまなアプローチが行われている。」と続いていた。
エコロジーを単なる節約や再利用ではなくさらにクリエイティブなものとしてとらえるとパズルのようなものに見えてくる。ちょっと見るとゴミに見えるものもデザイン次第では立派な製品に生まれ変わるのだ。いま捨てられたモノも世界のクリエイターによって、まったく新しい命を与えられている。
上記のフレーズから数ページ先には面白い実例が掲載されていた。それは廃品自転車が分解されその部品がまったく新しい価値ある製品に生まれ変わっていたのだ。
例えば、チューブからストラップやサスペンダーができている。さらに、自転車のホイールにガラスをはめ込んでカフェテーブル、チェーンやギアに置時計を組み合わせたもの、チェーンで作ったボトルオープナーなど、斬新なデザインはどれも意表をつくものだ。
ピカピカに磨き上げられたチェーンやギアはもうそれだけで美しい。出来上がった製品だけを見れば、それがはじめは自転車の部品だったとは思えない。どの製品も洗練されたデザインだ。う〜む、クリエイターのセンスを感じさせるな〜・・・