どこかに「駄目もと」みたいな感覚がないと、新しいことにはチャレン

「勝負脳を鍛える」谷川浩司古田敦也著より。
かなり精神論的なことでもあるが、このように言葉に出すということは日常ではほとんどない。上記は今年から監督兼任のプレーヤーとなった古田が言っている言葉だった。
守る気持ちが強すぎると、どうしても新しい試みはできない。そうなると、個人もチームも伸びていかない。まあ当然なことかもしれない。プロ野球の場合は長期戦だから、場合によっては遊び心をもっていろいろとトライすることができるという。たとえば、ぼろ負けしているなら、そんな機会に新しいボールを試すことができるかもしれない。
この遊び心はもしかしたら、車のブレーキやハンドルのアソビと似ているように思える。ちょっとした余裕をもつことで、見えなかったものが見えてきたりする。また時には発見もあるだろう。
古田によると、ピッチャーには、新しい球種を覚えるのをすごく嫌がる人が多いという。どうしても自分の得意な球にこだわってしまうらしい。ところが、実際残る人は新しい技術を試して覚えていっている人のほうだという。
とはいっても若いうちからはそうもいかないようだ。まあ、将来伸びようとする可能性を求めるなら得意なこと意外にもいろいろと試行錯誤することか・・・
もしそれが一般の会社だとしたら、営業の新規開拓といったところだろうか。時には「駄目もと」の精神をもつことも必要かな。でも思い切って勝負をかけることって日常ではあまりないかな。