自分にしかできないサービスを考えよう。

「あなたのお客さんになりたい!2」中谷彰宏著より。
サービス業にはたいていその業種ごとにサービスマニュアルのようなものがある。それを徹底的にマスターしたからといって、お客さんは十分満足してくれるわけではない。
お客さんの要求は一人ひとり異なっている。画一的なサービスはそうそう通用しない。もし、すべてのお客さんに通用するなら、サービスではなくて作業とも考えられる。それはお客さんからみれば、サービスではなく当然なものとして受け取られるだろう。
サービスを受ける側が個人なら、個性あるサービスを心がけねばならないのだ。つまり個と個の触れあいになってくる。この人だけに向けたサービスは“こんな〜なもの”はどうだろうと考えてみる。
“こんな面白い”、“こんな気の効いた”、“こんなユーモラスな”、“こんな雰囲気のいい”、“こんなステキな”、“こんな手の込んだ”、たまには“こんな馬鹿げた”というのもいいかもしれない。
きっとこんなものを思いつくのは、仕事以外のときが多いだろう。つまり、オフの時間が充実していてこそ、サービスの感性が磨かれると思える。映画、音楽、絵画、芝居、読書、スポーツ、旅行、グルメ、日曜大工、コレクション・・・・・
どこにヒントが転がっているかわからない。自分にしかできないサービスを思いつくのは意外に“こんな日記”を書いているときかもしれない・・・