ゴミ箱に直行しないDMの作り方。

「一通のDMでお客さまの心をつかむ法」有田昇著より。
昨夜日記を書いたあとに、ふと横の書棚を見ると片隅にこの本があったのだ。もう10年以上前に買ったもの。その本のサブタイトルが上記のフレーズだった。
で、実際そんなDMは作れるのだろうか。もしあるとすれば、たまたまそのDMに興味をもった人が読むときだけだろう。DMを送る側としてはただ闇雲に送付しているわけでもない。ある程度のターゲットを絞ってはいるはず。カードの会員とか、過去に実績のある顧客とか、対象年齢の人に向けてなど・・・。
私もほとんどは見ないで捨てるとは言ったものの、絶対にすぐに捨てるというわけでもない。100通のうち1,2通は開封して眺めたりはしている。それは、たまたま手持ち無沙汰なときや封筒のコピーや絵柄に興味があったときだけだが。
送り手としてはたとえば、受け取った人の1%だけが開封してくれればいいのかもしれない。もし、1万人なら100人、10万人なら1000人が対象ということになる。たまたま、電気製品の買い替えをしようかと思っている人のところに、週末からのセールのご案内がくれば、渡りに船かもしれない。そういう人は間違いなく開封してくれるだろう。
郵便とはちょっと異なるが、テレビショッピングなどもかなりの効果があるようだ。商品の特徴が分かりやすく納得しやすいから当然とも思える。ちょっと意外なのは、ラジオでもパソコンやダイヤ入りペンダント、真珠のネックレスなどが、実際に見えなくても売れてしまうことだ。(購入を決めたリスナーはきっと自分に似合うと想像しているのかも)
それはアナウンサーの語り口調と製品の信頼性、価格に納得したからだろう。これもDMといえる。とはいってもダイレクト・マーケティングという意味で。昨夜の私の日記に対してさっそくたくさんのコメントをいただき感謝しております。ある意味それもDM?お互いのダイレクト・メッセージという意味で。
蛇足ながら、以前読んだ本の中にDMとは“誰も見ない”の略だとあった。しかし、それはまた“誰かが見るかもしれない”でもあるかな・・・