スポーツマンは故障して一人前。故障はスポーツマンの勲章。

「延長戦に入りました」奥田英朗著より。
もちろん、これは半分以上冗談だろう。この本自体がお笑いでできているからだ。でも、ある意味そうかもしれないとも思えたりもする。
スポーツをやれば、たいていどこかを痛めるものだ。たとえば、オリックスの清原選手は強打者でもあるが同時にデッドボールもよく受けていることでも有名だ。しかも、先月は死球を受けた後で相手投手を威嚇する発言が物議をかもし出した。
しかし、相手投手からすれば、あれだけのズウタイをしているのだからインコースに投げたボールが当たる確率が高いのは当然かもしれない。よけ方がマズいんじゃないかとも思っているのではないだろうか。一流選手はケガにも強いんじゃなかったかな。
数年前のこと、私は筋力をつけたくなって思いつきで鉄アレイを買っってみた。ところが数日後には寝室のベッドの上に置いておいたら、それが転がり落ちて足首のくるぶしあたりを痛めてしまったのだ。それでも、そのときの痛みは大したことはなかった。
しかし、数日後からじわじわと痛みを感じ鉄アレイを手にすることさえ億劫になってしまったのだ。それはケガというほどのこともなくいつしか治ってしまった。
一度中断するともうやる気が起こらない。それ以来寝室の片隅でずっとホコリが積もっている。運動のし過ぎて故障したならまだしも、単なる自分の不注意だった・・・情けない。
関係ないが、先月メジャーで活躍していた松井選手が試合中骨折して登録抹消されて以来、メジャーリーグへの関心が半減してしまったな。