植物を育てるのは、子どもを育てるのと同じ・・・

「メトロミニッツ」2010.6月号より。
特集は、“緑を楽しむ幸せライフ”だった。ちょうど、今の季節は新鮮な緑が豊富に目に入る。この二階の窓からも、とくに晴れた朝にはさまざまな木々の新緑が目に心地いい。
さて、タイトルのフレーズ(=植物育ては子育てと同じ)のこころは、次のようなものだった。つまり、手をかけすぎてもいけないし、放任主義が度を過ぎてもいけない、という意味だった。
大事なのは、いつも目をかけてやって、変化に気づき、愛情を注ぐことだという。そうは言っても、なかなかきっちりとその通りにはいかないものだ。確かに、植物の場合はちゃんと土を耕し肥料や水やりを行えばそれなりに育ってくれるだろう。
しかし、場合によってはその年の気候の変化で生育が難しいこともあり得る。子育ても自我が出てくればなかなか親の言うことは聞かなくなってしまったり。う〜む、難しい。

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部屋の中のグリーンと向かい合う時間をつくってみてはどうだろう。
「メトロミニッツ」2010.6月号より。
毎日あわただしい時間を過ごしている間に、気持ちを落ち着ける時間と余裕を忘れてしまいがちだ。そして知らず知らずのうちにストレスをため込んでしまっているかもしれない。
気分転換が必要だと思うときもある。ではいきなり旅行やアウトドアライフを楽しむというわけにはいかない。それなりの準備も必要だからだ。
しかし、朝晩にお茶を飲んだり食事をするときに、そばにグリーンがあるだけでも、気持ちに余裕が生まれるようだ。やはり自然の緑は気持ちを和ませてくれる。とはいっても、いま部屋の中を見回しても緑の植物はなかった。
かろうじて目に入ったのが、先月末に家族の誕生日だったのでその時のバラが花瓶にいけられている程度だった。それも、半分は庭に咲いているバラを切り花にして刺しただけだった。花屋で買ったものより量が多くてちょっと見栄えがしている。
自宅の場合、家の中よりも庭に出た方が、たくさんのグリーンに触れられる。晴れた日の朝にはたいてい庭に出て、家庭菜園で育てている野菜などを眺めている。日々育っていく様子を見るだけでも気持ちが和んでくるものだ。
野菜を育てる、というよりもむしろ自分が癒されている感じがする。とくに、ミント、レモンバームローズマリーなどのハーブの葉をつまんでそれらの匂いをかぐのが最近の癖になってたりする。ついつい地元のホームセンターに行くと、植物の苗などを買ってしまう・・・な。

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運とは努力するほど増すものだと思う。
「ギフト〜E名言の世界〜」5月号より。
ここの章では「努力」ということがテーマになっていた。そこのメインには、人見絹枝(1907-31,陸上競技選手)の名言が掲載されていた。それは、「愚かなりとも、努力を続ける者が最後の勝利者となる。」だった。
彼女は1926年、スウェーデンの国際女子陸上競技大会にて、走り幅跳び世界新記録を出し優勝してた。'28年にはアムステルダム五輪で800m銀メダルを獲得していた。日本女子スポーツ発展のけん引役を果たしていた。
その後欧州を転々として、国別対抗戦などにも多数出場していたが、結核になってしまいわずか24歳でこの世を去っていた。本当に若くて大活躍した選手だったことがわかった次第。
さて、タイトルのフレーズにあげたのは、トーマス・ジェファーソン(1743-1826,アメリカの第三代大統領)の言葉だった。「私は運というものを強く信じている。そして、運とは努力するほど増すものだと思う」と述べていた。運とはタナボタ式にはやってこない。またボクシングでいうラッキーパンチとも違っていた。
運は努力するからこそやってくるものだと語っている。宝くじも買い続ける努力?でも、その前に資金が・・・。もっと違う努力をすべきかなぁ〜〜

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人間は、努力を続けるかぎり、つまづくものだ。

「ギフト〜E名言の世界〜」5月号より。
これを、英語では、“Man will err as long as he sahll strive.”と書かれているが、実際はこれを語っているのはゲーテなのでドイツ語なのだ。『ファウスト』のなかのワンフレーズだった。
講師のパルバースさんのこだわりで、err(つまずく、失敗)と古めかしい言葉を使っている。また、striveは「懸命に努力する、奮闘する」という意味合いがあったのだ。
まあ、努力せずに寝てばかりいれば、失敗もないかもしれないが、面白さも感じられないだろう。チャレンジや努力をすれば、当然ながらそれなりに失敗はつきものだ。その失敗があるからこそ人は成長するということか。さすがゲーテの言葉は奥が深い。
パルバースさんは、さらにわかりやすい解説をしていた。「つまずくことは努力することであり、努力することはつまずくことだ」と。せいぜい、歩いたり走ったりしてもつまずかない努力をせねば・・・な。