2011-01-01から1年間の記事一覧

クリエーター本人と作品世界の間にギャップがあるほどいいクリエイテ

「芸術脳」茂木健一郎著より。 クリエーター本人と作品世界の間にギャップがあるほどいいクリエイテヴ・・・ これは松任谷由実さんとの対談のなかでのワンフレーズだった。茂木さんはユーミンの歌のファンでカラオケではよく歌うという。 さらに、彼女の作る…

「ステュディオスな状態」・・・

「芸術脳」茂木健一郎著より。 そもそもこの“ステュディオス”studiousという言葉自体あまりなじみがなさそうだ。この語源を知っている人はほとんどいないだろうという。そこで、その説明がなされていた。 この言葉から派生したものにスタディstudyがあった。…

良きライバルは得ようと思って得られるものではない。

「無趣味のすすめ」村上龍著より。 ここでのタイトルは“ライバルという他者”となっていた。ライバルといって分かりやすいのはスポーツの世界かもしれない。五輪ではその種目の代表に選ばれるためには何人もの力が拮抗したライバルに勝たねば、その願いはかな…

人間のコミュニケーション能力というのは結局「踏んだ修羅場の数」・

「不完全な時代」坂村健著より。 サブタイトルには、“科学と感情の間で”となっている。また新書の帯には「どう生き抜くか」ともあった。つまり生きにくいこの時代にどう考えていくべきだろうかという提言が述べられている。 そこで筆者が実感していることの…

どれほどおしゃべりの腕前を磨いても、スピーチは上手にならない。

「パワーマインド」内藤 誼人著より。 たしかにおしゃべりは上手な人はいるものだが、そういう人は人前でちゃんと喋れるとは限らない。 たまに、聞いていて気持ちがいい話し方の人がいる。しかも分かりやすい。やはりプロは違うと感じたときがある。 学校で…

趣味をライフスタイルにした生き方は誰にでもできる。

「男の品格」川北義則著より。 もし本当にこんな生き方ができたら楽しい人生に違いない。しかし、実際そういう風に生きている人もいるようだ。 ここには2人が紹介されていた。まずはじめは推理作家の内田康夫さんだった。もともと趣味がきっかけで作家になっ…

近すぎて見えないものがある。

「恋する日本語」小山薫堂著より。 最近近くのものが見えにくくなってきた。上記フレーズは、まるで老眼のようにも思えてくる。 このあとには「遠く離れているからこそ、見えるものがある」と続いていた。ここでは時間の経過を指していた。 時間が経てば、今…

最高傑作という言葉に値する仕事をするためにはまず多作であることが

「無趣味のすすめ」村上龍著より。 このあとには、“〜わけだが、それだけではない。「体系的・重層的」な作品群であることが必須・・・”と述べていた。作品というからにはここでは芸術作品を指していた。 後世に名前と影響力を残す芸術家はたいてい多作だっ…

プレゼントは、ものを贈ることではなく、時間を贈ること・・・

「忘れられない君のプレゼント」中谷彰宏著より。 人にプレゼントを考えるのは楽しいが、また同時に大変だと思うことがある。いったいどんなモノにしたらいいか、こんなこのではダメだろうかなどと考えてしまう。 迷っているうちに、かなりの時間を費やして…

図書館で借りた本に歯医者の診察券がはさまっていた。

「恋する日本語」小山薫堂著より。 何の目的もなく書店の書棚を眺めていたら目についた一冊だった。ちょっとタイトルにひかれて読んでみたらユニークな編集で、知らない日本語(熟語)ばかりだった。 熟語にまつわる超ショートストリーが書かれている。どれ…

ゆとりのない男には魅力がない。

「男の品格」川北義則著より。 数ヶ月前に購入した一冊だったが、再度読み返してみると実に気になるフレーズがいくつも目にとまった。それらを数日間かけて触れてみたい。 まずは、普段ほとんど使ったことのない言葉「品格」について、ウェブの辞書で引いて…

どんなにすばらしいアイデアがあっても、それだけで道が開けることは

「ひらめきをカタチに変える58の方法」茂木健一郎著より。さらに何が必要かといえば、人や状況との偶然で幸福な出会いだという。それらが最初のきっかけだったのだ。 たとえば世紀の大発見も偶然の出会いによって生まれたケースが多かった。ノーベル賞を受賞…

思考のリフティングできらめきをキャッチする。

「ひらめきをカタチに変える58の方法」茂木健一郎著より。 珍しい表現だったのできになった。いいアイデアを出すためには、「ひらめき」が大事になってくる。ニュートンは木からリンゴが落ちるのを見て「万有引力の法則」のひらめきを得ていた。アルキメデス…

仕事を始める時は、前提条件なしに本題に入り、アクセルを思い切り踏

「ひらめきをカタチに変える58の方法」茂木健一郎著より。 仕事を始める時は、前提条件なしに本題に入り、アクセルを思い切り踏み込む。 実は、この本の目次を眺めているうちに、“「タイガー・ジェット・シン仕事術」のすすめ”、という項目が気になったのだ…

人が成長する時のきっかけは、「背伸び」だと考えている・・・

「ひらめきをカタチに変える58の方法」茂木健一郎著より。 茂木さんは、ブログを書くという行為は自分の行動を変えるのに最も適したツールの一つだと考えていた。たとえば、読んだ本の感想を日記として公開する場合、人に批評されるかもしれないという不安を…

,冗談っぽくホメたほうが相手は喜ぶ。

「すごい!ホメ方」内藤 誼人著より。 いきなりホメるといっても、あまり真面目すぎないほうがいいようだ。それは相手に負担をかけないですむからだった。 ユーモアを交えながらホメられればベストなようだ。つまりやや大げさな表現をつかうことだった。たし…

人を教育するときには、「教える」ことより「励ます」ことのほうがず

「すごい!ホメ方」内藤 誼人著より。 人を教育するときには、「教える」ことより「励ます」ことのほうがずっと大事・・・たとえば部下が失敗したときなど、叱ったり注意することはしばしばあるだろう。しかし、言われた方はでは次には頑張ろうという気には…

スピードを意識することで、仕事の流れは変わる。

「ナポレオンで仕事上達」齋藤孝著より。 齋藤氏は「速い」は「できる」の必須条件だというが、まさにその通りだろう。またで「きるか」らこそスピードがアップすることができるともいえそうだ。 逆にできない人は、それをどう取り組むべきがわからないから…

ナポレオンはそのアクションプランどおりに事が運んで戦いに勝ったこ

「ナポレオンで仕事上達」齋藤孝著より。 こう述べているのはドラッカーだった。しかし、ナポレオンはあらゆる戦いで歴史上例のない緻密さでアクションプランをつくっていたのだ。もしアクションプランがなければ成り行き任せとなってしまう。 ナポレオンは…

目的と効率だけの世の中には、人間の体温が感じられない。

「座右の銘」森村誠一著より。 ここでのタイトル(座右の銘)は「情けは人のためならず」だった。今まで目や耳にしたことはあったが、この意味についてあまり考えたことはなかった。この諺は、辞書の定義と実際の慣用では正反対に分かれていたのだ。 さっそ…

実りある人生とは、多くの人間と関わり合うことによって達成される。

「座右の銘」森村誠一著より。 同じようなタイトルの本は書店ではいくつも目にしたことはあった。しかし、この作家ならどんな言葉を選んでいるのだろうかとちょっと気になった次第。 タイトルに挙げたのは、「まえがき」の部分にあったワンフレーズだった。…

感情の切り替えのはやい人は、毎日を楽しく暮らせる・・・

『なぜ人は「体育会系」に弱いのか?』内藤 誼人著より。 たしかにこれがうまく出来る人はいるのだろう。心理学では心の中のモヤモヤやイライラにうまく対処することを「感情マネジメント」と呼んでいるという。感情をコントロールできる人は強い人ともいえ…

「狂の境地になって、初めて良質の仕事ができる」

『なぜ人は「体育会系」に弱いのか?』内藤 誼人著より。 京セラの創業者、稲盛和夫さんは上記のフレーズの言葉を残していた。仕事を成功させるためには、夢の中でさえ仕事をする気持ちでやらないとダメなようだ。もちろんこれは前向きに仕事を考えてのこと…

機械文明の恩恵に浴すると同時に、「便奴」になってしまっている。

「老いる覚悟」森村誠一著より。 ここでの小タイトルは“便利な道具がダメ老人を増やしている”となっていた。それらの道具は、携帯電話、パソコン、デジカメだという。フレーズの中で“便奴”というのは、便利性の奴隷という意味の造語だった。 しかし、本当に…

尊敬される老人であるために、まず重要なことは、心身ともに能力が高

尊敬される老人であるために、まず重要なことは、心身ともに能力が高いこと。 「老いる覚悟」森村誠一著より。 まず、この新書版の帯(腰巻)には“老いるのも楽じゃない”というコピーがある。老いるには覚悟が必要なのだということなのだろう。 生きていれば…

目的のない読書をしよう。

「成功する人の一見、運に見える小さな工夫」中谷彰宏著より。 ここでのタイトルは“ファインプレー”となっていた。これはスポーツの世界では見えやすいものだが、日常や日々の仕事のなかでは意外に見えにくい。 目的のためだけに行動していれば、比較的問題…

必要なのは、聞く訓練ではなく、もっとおしゃべりする訓練・・・

「もらった名刺は、全部捨てろ!」内藤 誼人著より。 しばしば「おしゃべり」より「聞き上手」のほうが、人に好かれるとウソだと筆者は述べている。ただ納得して人の話を聞いているだけでは、会話も進まず面白くもないだろう。 やはり、会話が弾むのはキャッ…

なるべく人と競合しない道を選ぶというのも、人生には大切・・・

「言葉の“頭の体操”」秋庭道博著より。 頭の体操とはいってもクイズではなかった。自己啓発的な言葉が多いコラムのようなものだった。ものはちょっとした考え方次第で結果もかなり変わってくる。 ここでは、一つの例として入社試験の論文について述べてあっ…

外資系の会社なら当たり前であるが、先輩は後輩に絶対に指導などしな

「もらった名刺は全部捨てろ!」内藤 誼人著より。 この本のタイトルからして、刺激的で面白いと感じててにとってしまった。外資系の会社では初めからそんなに厳しいとは知らなかった。後輩はライバルだという考え方があるらしい。だから、自分の仕事のやり…

狩猟本能を満たす遊びが、学習につながることもある。

「朝日新聞」土曜版2011.5.14付けより。 これは「野遊び大全」という記事のなかで作家の阿部夏丸さんが語っていたことだった。阿部さんは、ある日車で通りかかった橋の上で、小学生が川の中の魚を「捕まえたい」と騒いでいるのに出くわしたのだ。 そこで、…