人を教育するときには、「教える」ことより「励ます」ことのほうがず

「すごい!ホメ方」内藤 誼人著より。
人を教育するときには、「教える」ことより「励ます」ことのほうがずっと大事・・・

たとえば部下が失敗したときなど、叱ったり注意することはしばしばあるだろう。しかし、言われた方はでは次には頑張ろうという気にはならない。むしろテンションが下がることの方が多いのではないだろうか。
ここでは、叱るより効果的なのは「励まし」だということだった。たとえば部下が失敗したときに投げかける言葉は次のようなものがいいいらしい。
「キミのいいところが、今回はでなかったな。残念だけど、次に出せればいいよ」、「普段のキミらしくなかったな。もうちょっと頑張れば、絶対うまくいくよ」などだった。
ある分析結果によると「良いマネジャーは、励まし上手」であるという特徴があるらしい。「キミには、能力はある。まだあらわれてないだけだよ」という励ましもあるという。
要するに言われた相手が前向きな気持ちになれるかどうかが一番大事なことのようだ。まあ、そのためにはそこそこ表現力も養っておく必要もあるかな・・・

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本当に一流の人は、すぐに名刺を片づけたりしない。
「すごい!ホメ方」内藤 誼人著より。
これはビジネス上のことだろう。たった一枚のからも、何らかの会話のきっかけをつかもうとするのだ。つまりそれは相手のことに関心があるということを示している。
事務所はどのへんかとか、名前はどう読むのかでもかまわない。やはり相手がちょっとでも関心を持ってくれるとうれしいものだ。逆に手渡した名刺をすぐに片づけられると、さみしい気にもなる。
名刺に限らす、人に手渡したモノは何でもその場で気にしてくれるとうれしいものだ。粗品、チラシ、ご案内状、説明書、ご招待状などでも同じだろう。
かつて私の友人の名刺には彼の似顔絵のイラストが描かれていた。もうそれだけでも、その場でちょっとした話題にもなるものだ。しかし、写真では面白味もないだろう。
まあ、名刺交換直後の対応としては、その一枚からどれだけ会話の糸口がつかめるかも、ホメ力に関係がありそうだ。筆者は、渡した名刺をさっさとしまいこんでしまうような人とは、仕事をしたくないとまで言っている。

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ホメてあげるなら、どんなウソでも「いいウソ」になる・・・
「すごい!ホメ方」内藤 誼人著より。
ウソでもいいからホメてあげるなら、それはいいウソだということだった。ここでのタイトルは“現状にホメるべきところがないときには、将来ほことをホメろ”、となっていた。
これは無理にでもホメておいたほうが、あとで結果になるはずということだった。極端にいえば、それはウソでもかまわないという意味だ。
たとえば、勉強しない子どもをホメるときに、「あなたは、本を読むのが大好きな人になるよ」と、将来に期待が持てそうな発言をするのもホメ言葉になるようだ。
理屈っぽいことを述べるよりも、ウソでもいいからホメておけば結果として、効果的なことが多いようだ。まあ、ついたウソが本当になればもうけものだが。

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ホメたい相手に「時間」をプレゼントする。
「すごい!ホメ方」内藤 誼人著より。
この本の目次を開いて、まず気になったのはこのフレーズだった。つまりモノを贈るのではなく、時間をプレゼントするのもいいアイデアだった。それならお金はまったくかからない。
相手から時間を割いてもらえるのは、かなり報酬的なことでもあった。ヘタなホメ言葉より、ずっとうれしいはずだという。確かにそこには“わざわざ感”があるものだ。
相手のために時間を割いてあげられるかどうかがポイントだった。たとえば、それは手書きのメッセージでもいえるだろう。もしお礼状が印刷ではなく直筆ならより嬉しく思えるものだ。
部下に好かれる上司は「部下への思いやり」があるもので、そんな人は部下のために時間を割いてくれる。つまり時間をプレゼントしてくれているということになる。

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