狩猟本能を満たす遊びが、学習につながることもある。

朝日新聞」土曜版2011.5.14付けより。
これは「野遊び大全」という記事のなかで作家の阿部夏丸さんが語っていたことだった。阿部さんは、ある日車で通りかかった橋の上で、小学生が川の中の魚を「捕まえたい」と騒いでいるのに出くわしたのだ。
そこで、さっそく車に積んであったタモ(魚捕獲用の網)を取り出して、使い方を知らない子どもたちに指導してやったのだ。すると、子どもがやっても何も捕れなかったが、何種類もの魚が捕れたのだ。
子どもたちも要領がわかると捕れ始める。これはかなり興奮して楽しいことだろう。そして、知らない生物が捕れるとその名前を図鑑で調べたくもなる。つまりそれが学習につながるというわけだった。
遊んでいるうちに、魚やいろいろな生物の生態を無意識のうちに理解していくようだ。自然はいろいろなことを教えてくれる。身近にこんな自然があるのは、実はかなり贅沢なのかもしれないな。
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魚とりは靴でするのが安全。
朝日新聞」土曜版2011.5.14付けより。
(前日のつづき)
川に入って魚をとろうとするときの注意事項だった。魚釣りではあまり関係ないだろうが、実際に網をもって川に入るときは、靴をはいていたほうがいいようだ。
そして、この記事の下には「これがあれば・・・」ということで、何と!“水陸両用のシューズ”の紹介があったのだ。こんなものは、今までまったく知らなかった。
水遊びで岩や石ころが多い川で遊ぶ時には、滑りにくくなっている。当然海辺でも便利なはず。普通の靴と違って、水辺から出ると靴の水がスムーズに出ていくという。ゾウリに比べて水のなかでも動きやすいだろう。
オヤジの私が実際にこれを使う機会は今のところ考えられないが、こんな便利なものがあることを知っただけでも楽しくなるものだ。きっと川遊びもいろいろな道具があればそれなりに楽しい。安全でこそより楽しめるのだ。
野遊び、魚とりなどは子どもばかりでなく、当然ながら大人だって楽しい。レジャー感覚で身近な自然を散歩しながら楽しみたいもの。これからがちょうどそのいい季節かもしれない。
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