どれほどおしゃべりの腕前を磨いても、スピーチは上手にならない。

「パワーマインド」内藤 誼人著より。
たしかにおしゃべりは上手な人はいるものだが、そういう人は人前でちゃんと喋れるとは限らない。
たまに、聞いていて気持ちがいい話し方の人がいる。しかも分かりやすい。やはりプロは違うと感じたときがある。
学校ではスピーチの訓練など一切してこなかった。だから、スピーチが苦手な人は多いのだろう。いつも話力のなさを痛感している。
たんに活字を目で追うだけでは、息継ぎもわからない。練習法としては、まず「音読」にあるらしい。疲れそうだがたまにはいいかもしれない。

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お守りは、手っ取り早く緊張をほぐすのに有用なアイテム。
「パワーマインド」内藤 誼人著より。
受験生の多くは何らかのお守りを持って受験に臨むのではないだろうか。たとえば神社に行けば学業成就のお守りがある。まあ、苦しい時の神頼みかもしれないが。
それがあるだけでほっとするものを身につけておくのも時にはいいものだ。つまり暗示ということになるが、信じることでパワーを発揮できればそれに越したことはない。
精神がきわめて強靭そうだったナポレオンもお守りを離さなかったという。黒い布で作った小さなハートのお守りをいつも身につけていたのだ。
お守り以外では、自分だけに通用するおまじないを信じるのも効果があるらしい。スポーツ選手も「ジンクス」というまじないをやっているようだ。たとえば、靴下は必ず左足から履くなど。
イチロー選手はいつも同じパターンで生活しているのは、調子がいい時のことを忘れないようにするためらしい。ホームゲームでカレーを食べることもその一つだろう。
これさえあれば、大丈夫というアイテムを一つは見つけて持っておきたいものだな。時には自分が思っている以上のパワーが出ることを期待しながら。
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相手に「おっ!」と思わせる小物を、少なくとも1つは持っておくといいい。
「パワーマインド」内藤 誼人著より。
この章のタイトルは「最強のパワーアイテムを使いこなせ」で、ここでの小タイトルは“「小物」(アイテム)で魅力を高める”となっていた。
ペンやノートにしてもふだん使う小物は、仕事をやりやすくするためには大切なものだった。時にはパワーアイテムともなるようだ。
ついつい仕事では使い易さだけで選びがちだが、人まではあまりにも貧弱なものはダメだそうだ。筆者は自宅では80円の安いボールペンを使っているが、外ではちゃんとしたものを使っているそうだ。
別に高級品ではなくても、いいものはあるはずだ。いつも人まで安ものばかり使っていると、それなりにしか見られなくなってしまうかも。
あと、長く使っていると自分では気がつかないが、普段使っている事務用品の汚れにも気をつけねばと思った次第。ついつい使えればいいや、と思ってしまいがち・・・だな。

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相手が興味を持ち、ちょっと手にとってみたいと思うような小道具をいくつか用意・・・
「パワーマインド」内藤 誼人著より。
たまたま小物とか小道具が続いてしまったが、この章のタイトルは「相手のパワープレイを封じるカウンター(攻撃法)」となっていた。
相手の拒絶のしぐさに対して、どう対処したらいいのか、ということについて述べられていた。たとえば身体の真正面で腕を組まれたときなどだ。
それを崩さないと、相手との関係はそれ以上に進展していかないということになる。そんな場合には上記フレーズが使えるようだ。コーヒーやジュースなどのグラスあるいは食べ物などを渡すのも一つらしい。
相手の好みそうな写真を見せるというのも手らしい。あまり人が持っていないような珍しいものがあれば、それを見せるのもいいようだ。
こんな面白い例もあった。ある保険のセールスマンは、自慢の手品を見こみ客に教えることで、拒絶のうで組みをさせないということだった。
またボールペンを使った手品を教え、そのボールペンをプレゼントするという。そこには連絡先が印刷されていいて、後から電話がかかってくることがあるという。やはりできる人は人がやらないそんな工夫をしているのだ。