知識が豊富な人ほど、余裕があるからしゃべらない。

知識が豊富な人ほど、余裕があるからしゃべらない。
『「ゆっくり動く」と人生が変わる。』小林弘幸著より。
ゆっくり、いい話し方をマスターするには、勉強も大事という。そのためには、自分の感性を刺激し、心を豊かにしてくれる本を読むことらしい。
そして、本物の知識を得た人には余裕が生まれるようだ。その結果として、自律神経も安定するから、ネガティブなことも余計なこともペラペラしゃべらなくなるという。
これはほんのちょっとした心がけだろうと思える。グチでストレス発散はネガティブなスパイラルにはまる原因になることが多いという。ネガティブな感情はすべて副交感神経の働きをガクンと下げて、自律神経のバランスを乱す作用があるのだった。気をつけねば。

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美しい姿勢でゆっくり一定のリズムで歩く。
『「ゆっくり動く」と人生が変わる。』小林弘幸著より。
これは一日を快適にスタートするポイントらしい。しかもその日一日の成功、不成功さえ左右してしまうというから気をつけねば。
まず、背筋を伸ばして肩の力を抜くことだった。そして頭の中心がまっすぐ空につながっているような意識で首を伸ばす。また脚ではなく、おへそから前に出すような気持でゆっくり一定のリズムで歩くのが理想らしい。
その結果、呼吸も自然にゆっくり深くなり、副交感神経の働きが上がって、自律神経のバランスが整い、血流もよくなり気持ちまで落ち着くという。試してみたいものだ。
調子が悪い時ほど、この理想的な歩き方を意識するのがいいらしい。

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対応策をゆっくり紙に書き出す。
『「ゆっくり動く」と人生が変わる。』小林弘幸著より。
これは何か起こったときに、いったん座ってすることだった。これは自律神経のバランスを整える秘策であり究極の危機管理でもあったのだ。
仕事以外でもこれは応用できることだった。怒りうることのシミュレーションとその対応策を書きだせば、頭の中でごちゃごちゃ考えていたときよりは、不安な気持ちも軽減されるという。
これは気持ちよく生きるためのノウハウだという。これができれば仕事もでき、人生の達人にもなれると筆者は述べている。日ごろからそんな訓練をしておくべきなのだろう。

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焦ったときや緊張したときは「手を開く」。
『「ゆっくり動く」と人生が変わる。』小林弘幸著より。
よく肩の力を抜くといいともいわれるが、むしろ手を開く方がもっと効果があるらしい。
頑張ろうと思えば、握りこぶしに力が入ってしまうそうだが、それでは緊張は解きほぐれないようだ。血流をよくするためには、手を開くのがよかったのだ。
意識して手をパッと開き親指の力を抜くのが正解だった。また筆者は1:2(ワンツー)呼吸法をすすめている。これは1で吸って、二倍の長さで吐くことだった。吐くときはゆっくりというのがポイントだった。これで自律神経も整うらしい。

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「踏み出せば、その一歩が道となる。迷わず行けよ」
「続・いい言葉は、いい人生をつくる」齋藤茂太著より。
これはアントニオ猪木の言葉だった。齋藤氏は、めったに人をうらやましいと思わないという。しかし、北原照久さんの白亜の邸宅をテレビでみた時は一瞬羨望を覚えてしまったという。雑誌でもみたことがあるが、海に面している元皇族の別荘は素晴らしいものだった。
北原氏がブリキのおもちゃのコレクションを始めたころは、ただの勤め人だったらしい。
しかし、その道を究めていくと誰も成し遂げなかったレベルのコレクションになったのだ。数年前にデパートの展示会でちょっとだけ話をしたが、腰の低い人だった。
邸宅の載っている雑誌の切り抜きを持って、「いつかこの家に住む」と語り続けたという。そして有言実行してしまったのはスゴイ。夢を諦めなかったことで実現してしまったのだ。執念というべきだろう。

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誰の人生にも、新しい出会いをもたらす扉がいくつも用意されている。
「続・いい言葉は、いい人生をつくる」齋藤茂太著より。
筆者の父は齋藤茂吉で東大医学部卒の医者だったが、歌人としてのほうが有名だ。それは作歌に非常な興味を覚えて、さかんに歌をつくって才能を磨いたからだった。
茂吉32歳の時の歌集「赤光」は、芥川龍之介に衝撃を与えたほどだったという。
最初のきっかけは、高校三年の時に神田の貸本屋で目にとまった一冊の本だった。それは「子規遺稿「竹の里歌」を借りたことだった。ふとした出会いが、生涯をかけて惜しまぬ歌の世界の扉を開いたようだ。
だからこその、タイトルにあげたフレーズだったのだ。チャンスは誰にでもあるということらしい。ビジネスも同様なことが言えそうだ。

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悲観主義は弱さを招き、楽観主義はパワーをもたらす。
「続・いい言葉は、いい人生をつくる」齋藤茂太著より。
これはウィリアム・ジェイムズの言葉だった。実に真実をついていて、普遍性が感じられる言葉だ。まさに、納得できる。たまに根拠のない自信がものごとをうまく運ぶきっかけになると聞いたことがある。それと似ていそうだ。
前向きにことに当たれば、うまくいくことも多いらしい。自信を持つことがスタートだろう。自分の価値は自分が一番知っているのだろう。
心の持ちようで結果も異なってくることも多い。
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他人の意見で自分を変えることは、しない。
「続・いい言葉は、いい人生をつくる」齋藤茂太著より。
このしっかりした言葉はメジャーリーガーのイチローが残している。まだまだ現役で頑張っている。それだけ自分は野球に対して自信をもって生活しているからだろう。
日々の生活習慣が結果となることを経験から学んできたのだろう。
人からの意見で始めるよりも、自分が必要だと思ったときに始めるほうが長続きしそうだ。また自分で考えたことは、やはりその効果や結果が楽しみでもあるものだ。それに比べて、人の意見でやったことは面白くもない。
健康法も自分で考え出した、オリジナルなもののほうが継続しやすい。