「時間がない」は、流されている証拠。

「時間がない」は、流されている証拠。
「30分の朝読書で人生は変わる」松山真之助著より。
筆者はそう考えているという。「自分時間」は、自らつくり出すものだという考え方だった。人それぞれ置かれている状況は異なるから、自分時間をつくるのは難しい人もいるだろう。
早寝早起きができればそれも可能だともいえる。自分で自分の時間をコントロールできるならいいが、家族がいたり体調の状況でも異なってくるだろう。
いずれにしても、仕事などの「他人時間」だけで過ごすのはもったいというのは確かだ。毎日30分でも1時間でも自由になる時間を重ねれば、一年では膨大な時間になる。
ここには、イラストがあった。1つは「他人時間」に流される人生だった。そこには、時間がないよー、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃとあった。
もう1つは、「自分時間」を泳ぐ人生だった。そこには、人生楽しいなー、あれもやりたい、これもやりたい、とあった。
大きな違いは「流される」と「泳ぐ」だった。これはまったく正反対のことだった。できれば自主的に泳ぐ人生でを選びたいものだ。

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行動する「0.3%」の人になろう。
「30分の朝読書で人生は変わる」松山真之助著より。
いきなり、こんな数字が出てきたがこれは、この本に気づく人が全体の30%としたら、読み通す人は3%と想定している。しかも、行動に移す人は、0.3%だろうという考えだった。
だから、人生を変える扉を開けるのは、行動する0.3%の人ということだと筆者は主張している。
「早起き」×「読書」×「伝える」のスイートスポットに入って、人生を変える扉を開ける人は1000人のうち3人だというのだ。これはちょっと面白い考え方だとも思える。
あるいは、すでにこの本を読まなくても、意識しなくても、それを実行している人も多くいることだろう。
別のことでも言えそうだ、早起き、散歩、記録でも別のスイートスポットが考えられる。早起きでなくても、写真、ネット、交流でもまったく別の交流や発想、ヒントも得られそうだ。
いずれにしても、思い付きに価値を見出して、継続行動できるかどうかがポイントだろう。

「経験」というのは何よりの武器。

「経験」というのは何よりの武器。
「雑談力」百田尚樹著より。
これは話が上手くなる一番の方法だと筆者は述べていた。もちろん話だけではなくすべてのことに言えることだった。しかし、ふだんは意外にそれを忘れてしまっている。
人に面白いと思われる話を披露する場合、事前に何度か同じ話をして、人が面白がったところをさらに膨らませて、退屈したところを短くすればいいのだそうだ。
そこで、かつてのタレント島田紳助の例を出していた。彼は座談の名手だそうだ。彼の場合はローカル番組で練習をして、どのネタが受けてどのネタが受けなかったかを見ていたのだ。それでメインの番組でそれを披露していたらしい。なるほどと頷ける。
落語かも。ネタを何度も高座にかけているうちに上達していくのだった。それで間や盛り上げ方、話のテンポを考えているらしい。話芸以外でもピアニスト、バレリーナ、大道芸などパフォーマンスはすべて同じ要領だったのだ。

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とっておきの練習法・・・映画や小説の話をする。
「雑談力」百田尚樹著より。
面白く話をするためには、まず自分がよく理解していることが先決だった。自分がいくら感動しても、それをしっかりと人に伝えるのはそうそう簡単ではない。
どこの部分から話すかも大事なことだろう。細かい部分を話しても全体はわかりにくい。まずは映画の全体像をしっかりつかむことだった。
たとえば、「七人の侍」なら、「この映画は、戦国時代に貧しい百姓のために立ち上がった無名の七人の侍たちの物語です。・・・」というふうに始めればわかりやすいようだ。
見た映画について人に話すためには物語を頭の中で再構築することが必要だった。それはどんな話をする際にも役立つという。

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「伝える」側に立ってみよう。
「30分の朝読書で人生は変わる」松山真之助著より。
ここでは読んだ本の内容について、どこでそう人に伝えるかということについて述べられていた。大きく1、リアルの場で伝える。と2、ネットで伝える。の2種類があった。
リアルの場とは、友人や家族に話してみることがある。また読書会に参加するのもあった。簡単なのは身近な人に話すことだろう。
ネットでは、ツイッターフェイスブック、ブログ、メールマガジンなどがメインだろう。私はFBとブログはやっているが、継続できているうちは面白い。また反応があると励みにはなるものだ。
書き方のポイントは次の3つだった。何について書かれた本であるか。書写は何を主張してのいるのか。自分自身はどう感じたか、の3点を中心にまとめると書きやすいそうだ。

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“楽しい”の種をまけば、いつか花開く。
「30分の朝読書で人生は変わる」松山真之助著より。
「伝える」際に気をつけることは、「楽しみながら伝える」ことだった。だから、仕事に結び付くかなとか、人脈を増やそうと考えてはいけなかった。純粋に相手が喜ぶかどうかだけを考えて自分が楽しんで伝えればよかったのだ。
確かに自分が考えたことを伝えることは楽しいことだった。しかもそれが自分独自のもので人がやってないことならなおさらやる気も起きる。
かつて営業の仕事をしていた時には、そんな考えでハンドメイドの粗品を考えてコミュニケーションを楽しんだものだった。結果的に仕事が実にスムーズに進んだことを思いだせる。しかもやったことが形として残っているのはありがたいとも思える。
単にその時の営業数字が上がって評価されようとも、半年ごとにご破算になってしまい。またゼロからのスタートになってしまう。やったことは何も残らない。どうやったかもいつしか消えてしまう。
しかし、手作り粗品は目に見えるものとして残せる。書いたものは紙でもネット上にほとんど残っている。その頃何を話題に話したかもそれを読めば思いだせる。

一番大切なことは「人を楽しませたい」という気持ち。

一番大切なことは「人を楽しませたい」という気持ち。
「雑談力」百田尚樹著より。
話はテクニックよりむしろそんな気持ちが大切だったのだ。つまらないのは、自分の話しかしない人だった。自分の話を聞いてもらいたいだけの人の話はすぐに飽きてしまう。
自分のネタで面白く感じさせる人は次のようなことを思っている人だという。「こんな話をすれば、喜んでくれるだろう、興味を持ってくれるだろう、笑ってくれるだろう」というものだった。
その場所に来るまでの直前にあった出来事の話やエピソードはリアル感もありそうだ。またその場でふと思いついたこともリアル感がある。
何度も筆者が繰り返しているのは、自慢話だった。金を儲けた話、異性にもてた話は最悪につまらないという。また営業成績が上がったこと、仕事で成功した話もつまらない。やはり失敗談を面白く話せるようになりたいものだな。

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自分。の感性に自信を持て
「雑談力」百田尚樹著より。
人に面白い話をする際に大事なことは、自分の感性に自信を持つことだった。もし話す内容が曖昧だったり、自信なげに話せば、人は一生懸命に聞いてはくれないようだ。
人はどういうところで感動するのか、どういうところで笑うのか、どういうところでビックリするのかが分かっているのがベストだった。それでこそ面白い話になるということだそうだ。
まず、自分ならどこで感動し、笑え、驚くかを知っておくということだろう。自分がそうでなければ、人はまったく聞いても何も感じないだろう。
自分が面白い、興味深いと思うものは、きっと人も面白いだろう。まずは自信を持って話すことだった。練習かな。

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雑談の名手に共通するのはとにかく物をよく知っていることだった。
「雑談力」百田尚樹著より。
いろいろなものを読んで知識が多いほど、話すことができる。つまりネタを仕込んでいることが大事だった。それは本を読むばかりではなく、人の話を積極的に聞くことも大事だった。それは積極的な聞き役という意味だった。しっかりと質問できることで記憶にも残るものだ。
まずは面白い情報を仕入れて、その後に大事なことは話術だった。面白さの7割以上が話術だと筆者は語っている。それはある意味自信を持って話すことも入るだろう。
落語にしても、繰り返すことで話がブラッシュアップされてより面白くなっていくようだ。結局コツがあるとすれば、実践あるのみだった。間、抑揚、リズムは繰り返すうちに身につくという。

「いい本を7回読めば、知っているができるに変わる」

「いい本を7回読めば、知っているができるに変わる」
「30分の朝読書で人生は変わる」松山真之助著より。
実際に7回も同じ本を読み返す人がいるものだろうかと思ってしまう。かなり膨大な時間がかかりそうだ。たとえば、お気に入りのフレーズでも7回は読み返さない。
ビジネス書は一度読むと理解はできても実際にそれを実践するのは難しそうだ。やはり実践に活かすためには読み返して自分のものとしなければならないのだろう。
せめてお気に入りのフレーズがあれば、それをたまに繰り返して読んでみたいものだ。

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自分の書き込みが、新たな「脳内化学反応」を呼び起こす。
「30分の朝読書で人生は変わる」松山真之助著より。
ここでは、本はどんどん書き込みをしようとなっていた。本を読んでいるとたまにツッコミを入れたくなることや、覚えておきたい箇所がある。
ペンがなければページの端を折っておくことが多い。その後、ペンで書き込みをしたり線を引いている。だから、読んだ本はブックオフには売れない。もともと古本屋で買ったもののほうが多いから気にはしていない。
書きこむことは、脳内化学反応が起きていることのようだ。そんな時は、いろいろなイマジネーションがわいているときでもあるのだろう。

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「伝える」ことは、やめられないほど楽しい。
「30分の朝読書で人生は変わる」松山真之助著より。
確かに、自分が知ったことを人に話すことができれば楽しいに違いない。筆者は早起き、読書さらに伝えると継続してきたのだ。その伝えるとは、ネットに書いて伝えることだった。
メルマガを使ったそうだが、ブログでもできるだろう。しかも、読者が増えれば張り合いができることも想像できる。
本は読んでもほとんど忘れてしまう。だからせめて本の題名と著者名と簡単な内容を記録できればいいのだろう。筆者は忘れないために始めたらしい。
私もメモのつもりで始めたのが、ちょっと気になるフレーズだった。それは忘れるのがもったいない、という動機があったからだ。人のためではなく自分のためだが、ほとんど忘れてしまっている。
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自分のためだけなら、三日坊主に終わっていたかもしれない。
「30分の朝読書で人生は変わる」松山真之助著より。
筆者が書評メルマガを始めてから10年以上も継続すると、読者がどんどん増えて1万人以上にもなったという。
そして、もらうコメントに励まされて続けているという。つまり、人に知らせようという気持ち=「誰かを喜ばせるため」という気持ちが力を与えてくれたようだ。
伝えることを通して誰かを喜ばせることで、自分もハッピーになれることを実感したようだ。
その結果頑張って続けてきたのではなくて、やめられないほど楽しくなったというのが正解だと述べている。それは自分も似たようなことを仕事を通じてやってきたから頷ける。

「早起き」×「読書」×「伝える」を掛け合わせる。

「早起き」×「読書」×「伝える」を掛け合わせる。
「30分の朝読書で人生は変わる」松山真之助著より。
筆者はこの本でこの3つを提案している。朝早起きをして、出社30分前に読書をする。それを周りの人に伝えるということだった。
この3つを同時にやることで、どれもが楽しくなったという。その部分がスイートスポットということだった。
なんだか自分も似たようなことをしていたと気づく。自分は単に読書だけでなく、空いた時間に読んだフリーペーパー、新聞、雑誌、耳にしたラジをなどから気になったフレーズをメモして、それを毎日ブログにアップしていた。
それを途中からいくつか抜粋してA4の用紙にまとめて「かわら版」としてお得意様に配っていたのだ。それは毎月の手作り粗品の一つとなっていた。
そもそも私の場合はせっかく読んだものや耳にしたちょっと気になるフレーズを忘れてしまうのがもったいないと思ったのがきっかけだった。

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24時間を「自分時間」と「他人時間」に分ける。
「30分の朝読書で人生は変わる」松山真之助著より。
確かにこんな考えは忘れてしまっていた。学生時代は自由になる時間がたっぷりあったが、会社勤めをするとぐっと減ってしまう。それは給与を得るために仕方がないことだった。
会社という他人に支配される「他人時間」で月給をもらっていると考えたりもしたものだった。しかし、それだけではもったいない人生にも思えた次第だ。
自分で自由になる時間を増やすためには、それなりの仕掛けが必要だった。それが早起きだったのだ。そうすることで誰にも邪魔されずに過ごす時間が持てたのだ。朝の時間はどんどん過ぎてしまうから貴重なものだ。

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早起きは「誰かのために」で長続きする。
「30分の朝読書で人生は変わる」松山真之助著より。
自分だけのために早起きしようとしても、それは長続きしないものだ。ちょっと眠いから明日にしようと思えばできる。挫折するのは簡単だ。しかし、それが人のためにとなればそうはいかない。
たとえば、犬の散歩でもそうだろう。犬は毎朝決まった時間になれば必ず催促してくるだろう。また季節限定にはなるが、家庭菜園をしていれば、朝の水やりも早起きせねばならない。人ではなくても動植物のためという理由があればこそ早起きは続くものだ。
ここでは、「誰かのために」とは、自分も他人もハッピーになれるようなことを考えることだった。それで人が楽しめれば、いたずら心でもよかったのだ。どんなことをして楽しんでもらおうかと考えるだけでも早起きの価値がある。

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本を読むと、脳内で「化学反応」が起きる。
「30分の朝読書で人生は変わる」松山真之助著より。
読書は、自分との対話、著者との対話でもあった。つまり、読んでいるうちに自分なりの意見や感想が浮かんでくる。時にはツッコミだったりもする。それは思考の広がり、新たな発想にもつながるのだった。
もし、新しいアイデアが生まれれば得した気にもなる。小説なら読んで楽しければいいが、自己啓発本では、しばしば参考になるフレーズに出くわす。そんなちょっと気になるフレーズをメモしておかないと忘れてしまう。
それはもったいと思ってブログに残しておいたものだ。気がつけばもう10年以上も継続していた。今書いているフレーズもその一つだった。しかし、書いただけでも忘れてしまう。時どき読み返したいと思っている。

人の興味を惹く方法の一つに、質問から入るという方法がある。

人の興味を惹く方法の一つに、質問から入るという方法がある。
「雑談力」百田尚樹著より。
まずこの本のサブタイトルには、「ストーリーで人を楽しませる」とあった。単に蘊蓄や知識を述べるだけでなく、そこには物語が必要だということだった。
確かに、こんな話しっている?と聞かれるとなんとなく知りたいという興味がわくものだ。普段何気なく知っているつもりだったのものが、実はほとんど知らなかったりするとビックリしたりする。
そして、その答えを知った時に少しだけ得した気分になったりする。つまりさり気ない質問か入るというのも、話のテクニックだという。覚えておきたいものだ。

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常識を揺さぶるような話から入る。
「雑談力」百田尚樹著より。
意外な導入から入るというのも相手の興味を惹くものだ。相手がすでに知っていると思われることもさらに深く知っていると、話がしやすくなるようだ。
ここには一つ例があった。「地球上には、自然界で生きていけない動物が一種類だけいる」というものだった。それはカイコだったのだ。カイコは家畜化された昆虫で野生には存在しないという。
まず足の力が弱いから桑の木に止まらせても葉っぱにつかまっていることができないという。成虫になっても翅の筋肉は退化していて、羽ばたくことはできない。これでは生きていくことはできないと思われる。
人間に飼われている間に、生きる能力をすべて失ってしまったのだった。こんなことも意外な話だった。過保護は人間をダメにしてしまうことも頷ける。

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単純な蘊蓄ほどつまらない。
「雑談力」百田尚樹著より。
時どき「これ知ってる?」などといわれることもあるが、ただその知識があるだけでは大した面白味もない。やはりそこにはそれなりのストーリーがあって納得できる。
人に話す場合も、そこにエピソードをくわえて膨らませるとより人を楽しませることができるということだった。
ここには葛飾北斎の例があった。いつか別の本で引っ越しがかなり多かったということを読んだ覚えがある。88歳まで生きた北斎は生涯に93回引っ越しをしたそうだ。しかも一日に3回引っ越したこともあるというから驚きだ。
人生の最後の13年間で37回も引っ越していた。ホテル感覚というのも頷ける。住所不定だったそうだ。引っ越しの理由は部屋が汚れても掃除を一切しなかったので、引っ越しのほうが楽だったようだ。それでも名作を数多く残したのだからスゴイ。
さらに描いた作品は自分が決めた値段でしか売らなかったという。貧しくても決して値引きはしなかったそうだ。芸術家の誇りを持っていたのだ。それだけ自分の作品に自信があったのだ。

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話の面白い人は、いつでも披露できる話をいくつも持っている。
「雑談力」百田尚樹著より。
ここでのタイトルは「ストックを持とう」だった。面白い話をする人は、いつも即座にいろんな話が出てくるそうだ。つまりネタをもっているということだった。
それはピアニストが何曲ものレパートリーを持っているように、落語家がたくさんの持ちネタを持つのと同じことだった。講演者がさまざまなタイトルで話ができるのもすごい。
一度本を読んだくらいでは、覚えることは難しい。やはりしっかり覚えようとする必要があるのだ。
インプットの量を増やし、覚えることがスタートのようだ。筆者はツイッターでお気に入りのネタを集めたという。たとえば、ある男の子が番台のおばちゃんに尋ねたことだった。
「男の子はいくつになったら女湯に入れなくなるの」するとおばちゃんはこう答えたという。「女湯に入りたい、と思った時」。実に短くて笑える。
やはり話はオチや切れが必要なのだろう。
何も意識しなければ面白い話はできないものだ。筆者は100インプットして3くらいアウトプットできれば上出来だという。かなりの努力が必要だ。そういえば、先代の林家三平もネタ帳をたくさん作って努力していたことを思い出した。

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自慢話で人を感動させるのは難しい。
「雑談力」百田尚樹著より。
自慢話くらい面白くないものはないものだ。金を儲けた話、ビジネスで成功した話、持ち物自慢、知り合いに有名人がいるなどは聞かされても面白くもない。話しているほうは得意顔だろうが。
人がうまくいった話など興味もないものだ。話してもマイナスにはなっても得はしない。やはり人には嫉妬心があるからだろう。
しかし、苦労話を人のために聞かせてあげるのはためになりそうだ。こんなことがあったが、こうすればいいというアドバイスは人への参考になるだろう。
またアイデアが思いついたら、それを人におすそ分けする程度なら喜ばれるかもしれない。それが仕事のアドバイスになればプラスにもなりそうだ。
自慢話をするなら、どれだけ抑えて話すかがポイントだろうな。たとえば、自分はこんな方法でやったが、ほかにもっといい方法があるかもしれないと後で気がついたなどであれば人の参考やアドバイスになるかもしれないな。

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失敗談ほど面白いものはない。
「雑談力」百田尚樹著より。
やはり人に話して笑ってもらえるのは、自分の失敗談だろう。ドジった話は最高の雑談ネタだったのだ。皆を喜ばせるにはこれば一番らしい。
失敗談なら人は素直に喜べるという。肩がこらなくていい。確かに恥ずかしい話や失敗を話すには度胸も必要だ。それを笑いに変えて話せるかどうかがポイントだろう。
聞いている人が思わずクスッと笑ってしまうくらいおかしいのだベストだった。笑える失敗談でなければ面白くないという。
だから本当の悲劇ではダメだった。また言い訳や恨み言は避けるべきだった。失敗談はあくまで明るくなくてはいけなかったのだ。
ここでの最後には、自分の人生を振り返って、面白い失敗を探してみましょう、とあった。それを面白いエピソードに変えてみることがポイントだろう。筆者は、失敗を笑いに変えることができるのは、人間の成長の証なのではないかと思っているそうだ。それは言えそうだ。

金銭に対するよい意識は一生の宝になる。

金銭に対するよい意識は一生の宝になる。
「いい言葉は、人生を変える!」佐藤富雄著より。
ここでは「金銭運を高める言葉」というタイトルで書かれていた。「自分は金銭運がよい」という意識が発達すると、「お金持ち脳」になっていくという。
お金持ち脳を育てていくには、「私の金銭運、快調!」と唱え続け、「私は金銭運がよい」と思いこむことがスタートだった。これはおまじないだそうだ。
そのほか、「お金に不自由しない」「お金と私、なぜか相性よし」「お金は天下の回りもの、必ず私のところへやってくる」「神に感謝します」などの言葉が金銭運を高めるそうだ。時どき思いだしてみたいものだ。

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「歩けば運がやってくる」
「いい言葉は、人生を変える!」佐藤富雄著より。
ここでは、「健康運を高める言葉」というタイトルだった。ウォーキングをすると脳が活性化し、身体の免疫力を高めるホルモンなど。が分泌され、気分が高揚し、体調が整えられて「快」の状態になるという。
そそて、この「快」の状態に向かうことを開運というのだという。次のような言葉を発生するのもいいらしい。「体調は良好!」「早起きで、元気を拾う」「ウェルネス」。このウェルネスとは、よりよい健康を求めるという意味だった。アンチエイジングにもつながるらしい。

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「人生はこれから黄金期」
「いい言葉は、人生を変える!」佐藤富雄著より。
人生の黄金黄とは60歳から80歳までの20年だという。この20年は、それまでの人生の何倍も楽しく、有意義に、充実して過ごすことができるそうだ。
確かに定年後はいろいろなことをする時間も増えてきた。仕事の責任がほとんどなくなって気分も楽になっている。
そして、長生きするほどに、人生の黄金期をいくらでの引き延ばすことが可能だとも言う。この一冊からはいろいろな有意義な情報や知識を得られたと思った次第。