一番大切なことは「人を楽しませたい」という気持ち。

一番大切なことは「人を楽しませたい」という気持ち。
「雑談力」百田尚樹著より。
話はテクニックよりむしろそんな気持ちが大切だったのだ。つまらないのは、自分の話しかしない人だった。自分の話を聞いてもらいたいだけの人の話はすぐに飽きてしまう。
自分のネタで面白く感じさせる人は次のようなことを思っている人だという。「こんな話をすれば、喜んでくれるだろう、興味を持ってくれるだろう、笑ってくれるだろう」というものだった。
その場所に来るまでの直前にあった出来事の話やエピソードはリアル感もありそうだ。またその場でふと思いついたこともリアル感がある。
何度も筆者が繰り返しているのは、自慢話だった。金を儲けた話、異性にもてた話は最悪につまらないという。また営業成績が上がったこと、仕事で成功した話もつまらない。やはり失敗談を面白く話せるようになりたいものだな。

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自分。の感性に自信を持て
「雑談力」百田尚樹著より。
人に面白い話をする際に大事なことは、自分の感性に自信を持つことだった。もし話す内容が曖昧だったり、自信なげに話せば、人は一生懸命に聞いてはくれないようだ。
人はどういうところで感動するのか、どういうところで笑うのか、どういうところでビックリするのかが分かっているのがベストだった。それでこそ面白い話になるということだそうだ。
まず、自分ならどこで感動し、笑え、驚くかを知っておくということだろう。自分がそうでなければ、人はまったく聞いても何も感じないだろう。
自分が面白い、興味深いと思うものは、きっと人も面白いだろう。まずは自信を持って話すことだった。練習かな。

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雑談の名手に共通するのはとにかく物をよく知っていることだった。
「雑談力」百田尚樹著より。
いろいろなものを読んで知識が多いほど、話すことができる。つまりネタを仕込んでいることが大事だった。それは本を読むばかりではなく、人の話を積極的に聞くことも大事だった。それは積極的な聞き役という意味だった。しっかりと質問できることで記憶にも残るものだ。
まずは面白い情報を仕入れて、その後に大事なことは話術だった。面白さの7割以上が話術だと筆者は語っている。それはある意味自信を持って話すことも入るだろう。
落語にしても、繰り返すことで話がブラッシュアップされてより面白くなっていくようだ。結局コツがあるとすれば、実践あるのみだった。間、抑揚、リズムは繰り返すうちに身につくという。