格闘技をやっている人と握手すると・・・

「人脈より人望のある人が成功する」中谷彰宏著より。
たまたま昨日の日記で、アントニオ猪木さんが以前参議院選挙に出馬した時に私も街頭で握手したということを書いていたので、ちょっと気なったフレーズに出くわした。その時の握手では猪木さんの手には力がこもっていなかった、と思っていたがもしかしたらそれは私の勘違いかもしれないと思った次第。
というのも、この本を読んでいたら次のような箇所があったからだ。「格闘技をやっている人と握手をすると、手がやわらかいことに気づきます」とあったのだ。はじめは格闘家なら手がゴツゴツとしていて力強いに違いないという先入観があるもの。
にもかかわらす、意外にソフトな握りだったからだ。中谷氏も空手家の大山倍達さんと握手した時にやわらかだったと振り返っている。相手の手を握ることが握手ではないと中谷氏はいう。大事なのは握手の時に手から出るエネルギーを相手に伝えることらしい。
やはり気のない握手は印象には残らないし、うれしくもないもの。で、いったい私たちはどんな時に握手をするのだろうか。一般的には、数年ぶりにかつて親しかった仲間に再会した時ではないだろうか。「やあ!」「やあ!」などと言いながら自然と手を差し延べる。
しかし、選挙運動での候補者は握手と言うスキンシップを通して一票の獲得を祈っているのだろう。やはり気のない握手では気持ちは伝わらないだろう。手には力が入っていなくても包み込む力があるかどうかだな。ちょっとした握手もおろそかにできない・・・か。