ストレスを感じたら、感じた瞬間に笑うことにしている。

「日本人は、こうすれば自信がもてる」齋藤孝著より。
これは斉藤氏のストレスを和らげるための、ちょっとした工夫だった。少しでも不快に気持ちになったら、すかさず笑うことにしているという。
これはそうそう簡単にはできそうもないことだと思えてしまうが、やってみる価値はありそうだ。いちいち不快なことを引きずってしまったら、次のことに影響してしまうからだ。
それなら、少しでも早く気持ちの切り替えをしたほうがましだろう。つまりポイントは、心と体は連動しているから、まず身体に変化をもたらすということだった。
確かに、仕事で大変そうだと思える時でも、笑える人もいる。すごいと思える。ストレスを感じたら、身体のモードを変えて、心の状態も変えていこう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

好きなこと、楽しいことに没頭できるほど、人生は楽しくなります。
「日本人は、こうすれば自信がもてる」齋藤孝著より。
ここでの、小タイトルは“「没頭す」ると、モチベーションが上がる”となっていた。どんなことでも、集中してやっていると時間が経つのも忘れてしまう。
そんな時間はより多くあったほうが時間を有意義に過ごしていることになるだろう。宮沢賢治は教師をしていた時期を振り返って、仕事で疲れをおぼえたことはないと語っている。
いつでもリラックスして働けることほど、ありがたいことはない。それでこそいい仕事もできるのだろう。筆者も没頭していると疲れを感じなくて驚くこともあるという。
時間を忘れてしまうほど没頭できるものが見つかれば、幸せだと言えそうだ。どうしたら没頭モードに入れるのかを考えてみよう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
習慣の積み重ねが、あなたの人生をつくっている。
「日本人は、こうすれば自信がもてる」齋藤孝著より。
ここでの小タイトルは、“いつもの儀式が最高のコンディションをつくる”となっていた。これですぐに思い浮かべるのが、メジャーで活躍するイチロー選手のバッターボックスに入る時にする動作のことだった。
また生活習慣も、ほぼいい状態の時と同じように過ごしているらしい。これが、「いつもの」ということなのだろう。試合の前には準備運動を欠かさないというのはスポーツ選手なら当たり前のことだ。
この当たり前のことを、一般の人でもやればいいだけのことだった。それは運動に限らず、部屋の掃除や身のまわりの整理整頓や食べるものでもいいのだろう。
「行動が変われば、習慣が変わり、習慣が変われば、性格が変わる。性格が変われば、人生が変わる」という言葉を残したのは心理学者のウィリアム・ジェイムスだった。
習慣を続けてうまくいけば、その経験から自信が生まれるのだ。「これでいいのだ!」と思えることを自覚した時、それは自分だけのノウハウになるのだろうな。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「続けた」ことを視覚化する。
「日本人は、こうすれば自信がもてる」齋藤孝著より。
これはシンプルだが、大事なことだと思った次第だ。言葉にすれば簡単なことだが、それにはちょっとした工夫も必要だと思える。
視覚化するには、まず何をどのようにすればいいのかを、自分なりに考えねばならない。手書きなのか、ネットに書きこむのか、ケータイに打ち込むのかなどだ。
ポイントはそれを継続できるかどうかも大事なことだろう。そのためには自分自身が楽しくなければ継続は無理だと言える。また、ある程度達成した時にはそれなりのご褒美もあればなおよいだろう。
人が何と言おうと関係はない。いかに自分の意志で継続し視覚化できるかだろう。目で見て、継続できていることを実感した時、モチベーションも上がるものだ。
ここには、頑張ってきたという「蓄積」がゆるぎのない自信をつけてくれる、と書かれていたがまさにその通りだと思う。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・