運と努力の関係は面白いものです。

「野心のすすめ」林真理子著より。
運と努力の関係は面白いものです。
林さんは、デビューの時から、「本当に運がいいわね」、と言われ続けたらしい。しかし、ご本人は「努力しているから」だと反発心を覚えていたという。その気持ちはよくわかる。
せっかく自分なりの努力をしても、そんなふうにいわれたらがっかりだ。私も似たようなことを言われたことがあるのを思い出した。
営業で大きな売り上げが上がった時などだった。もちろん自分ひとりだけの努力ではないものの、やはり軽く思われると反発心を覚えたものだった。
林さんは、野心と努力がうまく回ってくると、運という大きな輪が、ガラガラと回り始めると表現していた。そんなコツをつかむと人生もガラッと変わるらしい。それは神のみぞ知るということのようだ。
かつて林さんが直木賞の発表の当日も、麻雀をやっていて、ものすごい上がりが続いていたという。まさに運がガラガラやってきたという表現がぴったりだ。

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「ここぞという機会」を自分で作り出すのが野心です。
「野心のすすめ」林真理子著より。
筆者が強運だと言われるのも、次々といろいろなことに挑戦し続けてきたからだと思っていた。強運の神様はそうそう簡単にはやってこないということだろう。
しかし、運は一度回り始めると、次から次へと大きな濃運を運んできてくれると林さんは経験上で実感してたのだ。今でも小説では一作一作、いつも新しい挑戦をしているという。
そのためには知らない世界を知るために取材するという努力は欠かせないということになる。それが必ずしもうまくいくとは限らないようだ。それでもなおかつ挑戦を続けることが作家が第一線に居続けるたには当然だと感じている。
そうえいば、そんな考えは作家に限ったことではないだろう。私自身も、日々の仕事でも、自分なりに人と違った挑戦を続けていくことは必要だと思っている。

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いつも感謝できる人はなにをやってもとことんうまくいく。
「笑わせる技術」中島孝志著より。
ふつは自分にとってなにかいいことがあった時には感謝するものだが、悪い時が起こったときでも感謝できる人もいるという。ちょっと驚きだった。それは自分を振り返り反省するなお謙虚だからのようだ。
ある大会社の経営者は「トラブルや問題が起こっていない時がいちばん怖い」と語っているそうだ。トラブルが発生するのが仕事で、トラブルがあって当たり前と思っていたのだ。
だからトラブルがあってこそ安心するという。とはいっても、致命的なものでないことが条件ではないだろうか。それが会社を左右してしまたら元も子もない。
トラブルが表面化してないと、ある日突然大きなトラブルがやってきて致命傷を被るから、小さいうちに解決してしまうという意味でもあった。
やはり普段からの経験が大事なことだと思える。トラブルに対しての免疫力を作っておくことも大事なことだったのだ。トラブルに対して笑顔で対処する、感謝するほどの余裕を持ちたいものだな。

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オリジナリティがあってこそバカ受けする。
「笑わせる技術」中島孝志著より。
仕事では特に営業の現場では自分をどう売り込むことができるかが、その後の結果にも大きく影響するものだ。それも、人と同じ方法では何の印象も残らない。
どれだけ人と他社と違ったことができるかがポイントになってくる。自分の得意技を見極めてそれをアピールするのが一番だろう。つまり、それはオリジナルということだった。
経営の神様、ドラッカーは「Build on your ownn strength.」と言う言葉を残しているそうだ。つまり、「強みの上に築け」で、「自分の最も強い部分を最大限に引き出して、それで勝負することが勝つことの条件だ」という意味だった。
人マネはせず、自分の得意技をどんどん磨くことで、オリジナル性がアピールできるということのようだ。どんなプロでも二番煎じではまったくウケるわけない。