ときどき周囲にだれもいない状況に自分を置いて、ぼんやり過ごそう。

「気持ちの整理が一瞬でできる法」内藤誼人著より。
これはストレスを減らす一つの方法らしい。まあ、こんなことは言われなくても分かっていることかもしれないが、心理学者からそう言われるとますますそうそうしようとも思ってしまう。
時どき、家で一人だけのときも、のんびりすることもできる。外出先でもまた、一人で喫茶店に入って何も考えずに時間をつぶしている時は、リラックスできるものだ。
また、そんな気の休まる場所を自分なりに確保しておくことが必要なのだろう。イライラしたらすぐにどこかに非難できる場所を見つけておきたい。
駅構内など混雑する場所や満員電車はそこにいるだけで疲れるものだ。だからこそ一人になれるとほっとする。ストレスなどできるだけ遠ざけたいものだ。

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リラックスしたほうが仕事はうまくいく。
「気持ちの整理が一瞬でできる法」内藤誼人著より。
どんなことでも完璧にやろうなどと思っていると、結構疲れるものだ。だからむしろほどほどでやっておいたほうが精神的にも楽なのかもしれない。ただしそれも性格によるものが大きいだろう。
スポーツでも仕事でも完璧にやって、絶対に勝たねばと思うほど、ストレスがたまりそうだ。またそれにともなって不安も増してくるだろう。プレッシャーもほどほどならいいが大きすぎるとロクなことはない。
筆者は、そこでがむしゃらよりも、手を抜けるところでは大いに手を抜いて、ちゃらんぽらんにやることも大切だと勧めている。まあ、これは言われなくてもやっていることかもしれないな。
仕事も適当にやったほうが、いい結果が出ることも多いらしい。楽しみながら集中してできれば、最高のパフォーマンスが発揮できるともいう。ちょっと面白い表現だが「真剣に中途半端を目指す」とも語る。

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「自分への見せガネ」を用意せよ。
「気持ちの整理が一瞬でできる法」内藤誼人著より。
これも実におもしろい考え方だった。財布の中にお金がないと、人間は気が小さくなるという。それに近いことは実感したことはある。
ということは、逆に金がふだんよりも多く、財布にあれば気が大きくなるということだ。それでついついムダ遣いをしてしまうことはよくある。
いずれにしても、現金を財布にある程度は持っていないと、積極的になれないこともあるものだ。逆に多すぎればまた心配になるから、そこそこということだろう。
お金を身につけていることの効用は、ちょっとしたことでは、気分が動揺しないということも言えるようだ。似たようなことは、ブランドものを身につけておくことでも言えるようだ。
ピシッとした背広と高級時計を持っているだけでも、精神的な鎧にもなるらしい。人とあった時も気後れせずにいられることは大事なことだろう。いつもというわけでなく、ケースバイケースで考えたいものだな。

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頭脳活性化のためには歩くのがいちばんいい・・・
「思いつきを企画にする技術」板坂元著より。
こういう説を唱えているのは、日本医大の金子仁教授だという。頭脳を刺激するには頭を使いこむことだといわれるが、それと同時に体を動かしたほうが頭の働きをよくするとも言われる。
その理由について次のように語っている。1、外を歩いていると、目、耳、鼻、皮膚から、さまざまな刺激がひっきりなしに入ってくる。それが脳の刺激にもなっているらしい。
2、足は第二の心臓ともいわれるから、全身の血行がよくなり、血管がリズミカルに動き、全身の新陳代謝が活発になるという。確かにじっとしていると、血行にもよくなさそうだ。
3、歩くことで、手足の筋肉から大脳へ送られるさまざまな信号が、大脳の働きを活発にするようだ。筋肉も自発的な運動をしないと衰えてしまうから気をつけねば。
軽い散歩は、足腰にもよくて、脳にもいいようだ。頭脳の老化を感じるこの頃、今後とも散歩をせねばと思った次第。

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材料を頭の中で醗酵させる。
「思いつきを企画にする技術」板坂元著より。

ここでの小タイトルは、“遊びには大切な意味がある”となっていた。そして、冒頭では、筆者自身のことについて触れられていた。この本を書いた前年には、180本のエッセイやコラムを書いたという。つまり二日に一つは新しいことを考えねばならなかったのだ。
板坂氏自身もどうしてそんなことができたのかわからないという。実際は新しいものを生み出すには、これは理想的なペースではないらしい。やはりすごい能力があったのだろう。
本来なら、材料が集まったら、半日か一日は何もしないで遊んでいたほうがいいものが書ける気がするらしい。タイムラグがあれば、材料が頭の中で醗酵するからだった。
質の高いものを書くためには、そんな時間が必要らしい。アイデアはそうそうすぐには出てこないから、ゆったりした時間を過ごすことも有益なことだった。
創造的なアイデアは切羽詰まらないと浮かばないが、いつまでもそんな状態が続くわけではない。遊びの時間があるからこそ、柔軟な頭になれるのだろう。