朝食は「食べる目覚まし時計」

「相鉄瓦版」2008.4月号より。
この号の特集は「朝ご飯からはじめよう!」となっていた。単に規則正しく食事をとりましょう、ではなく一日のスタートにはまず朝食こそが大事だということのようだ。
一日は24時間でも、私たちの体内時計は25時間で動いているらしい。だから、意識的に起きないと体内時計が後ろにズレてしまうとある。悪いサイクルを断ち切るためには、余裕をもって早起きをすることが必要になってくる。
とはいっても、起きただけでは脳や体は目覚めてくれない。だからこそ、食べる目覚まし時計として朝食は大事だそうだ。つまり、朝食をとることによって体内時計はリセットされるというわけだった。
アメリカには食生活に関する次のような標語があった。「朝はキングのごとく、昼はプリンスのごとく、夜はホームレスのごとく食べよ」つまり朝はたっぷりと、夜は軽くといいたいのだろうが、実際はその逆のことが多そうだな、私は。気をつけねば。
蛇足ながら、毎朝の軽いエクササイズも目を覚まさせてくれますね。最近習慣になっていて、15分程度やると朝の寝起きのだるさもなくなってきます。ようやく3か月半ば。まあ、これもいつまで続くことやら・・・

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自由な発想で使うことができる魔法の布・・・

「メトロポチターナ」2008.4月号より。
表紙には“想いを込めて結び目ひとつ”とあったが、ページを開いてみるまで何のことやらわからなかった。要するに風呂敷のことだった。最近はたまにしか風呂敷を使っている人は見られない。風呂敷を使っているのは電車の中で絵画のようなサイズの箱ものを抱えている人が多い。
家にはあるものの箪笥の引出しに入ったままだ。子どもの頃は風呂敷をマントのようにして遊んだ記憶はある。しかし、実用として使っていたのはいつ頃かも思い出せない。
職場の女性もきっと使ったりはしないだろうと思っていたら、目の前の人はバッグの中に持っているという。出して見せてもらった。意外だった。たまにバッグに入らないものは包んだりするという。確かにあれば便利だろう。
最近使わなくなったのは、何でもバッグに放り込んでしまうからだとも思える。またちゃんとした結び方を知らないので使えないというのもあろう。
いろんな使い方を知っていればかなりオシャレにも見える。一枚の布に“用の美”が隠されている。要するに実用的なのにその中に形の美しさも感じられるのだ。
持ちにくいものも柔軟に包んで運びやすくなる。だからきちんと使えれば、またある意味教養さえも感じさせるな、と思った次第。さらには、身近でエコを実践できることでもあるかな。

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別の顔は人を振り向かせる魅力になる!?
R25」2008.4.10号より。
“2つの顔”を極めた偉人たちに学べ、という特集ページがあった。そこでは、6名の歴史に残る人を取り上げていた。彼らの特徴は2つの職業のどちらでもすぐれた業績を残していたことだった。
ここに取り上げられたのは、渋沢栄一(大蔵官僚と実業家)、森鴎外(医者と作家)、白洲次郎(実業家と交渉人)、小津安二郎(教員と映画監督)、いかりや長介(コメディアンと俳優)、寺山修司(劇団主宰と作家)だった。
そういえば、最近でも医者や元医者で作家をかけもちをしている人って意外に多いですね。それだけ人を観察しているということでしょうか。ひとつのことに秀でている人はほかのことでも活躍できるということでしょうか。
お笑いをやっていた人って結構後にシリアスな演技ができる俳優になったりすますね。かつてのドリフターズのメンバーもそうですが、植木等伊東四郎ビートたけしなどが思い浮かびましたね。
仕事も慣れてくると、新しいことにチャレンジして自分の中に新しい引出しを増やしていこうとも思わなくなってしまう。しかし大きな業績を残す人はそこが違うようだ。それにしても、自分が知らないもうひとつの自分の顔などそう簡単に見つかるものだろうか・・・

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選手にとっては、プレーこそがファンの方へのメッセージ。
「不動心」松井秀喜著より。
ブックオフで105円で売られていたから買ったのであって、定価だったきっと手にしなかったであろうと思うような本はけっこう多い。実はこの一冊もそうだった。実に大きなテーマをタイトルにした本だなという印象を受けた。
しかも「不動心」とは何となく松井選手が書く本のタイトルではないような気もしたからだった。この本の初版は2007年2月だった。私が手にしたのは3月発売分だった。つまり1年ちょっと前に発売された本がどのブックオフでも105円で売られていたのだ。
ということは、それだけたくさん売り出され、また一気に古本としてブックオフ売られてしまったということかもしれない。私なら本当にいいと思った本はすぐに売りに出すのは惜しいと思う。
この本の中には松井選手の手首の骨折から復帰するまで、さらにそれまでの思い出話がつづられている。それはジェントルマンらしく周囲の人々への気遣いや感謝の言葉で語られている。松井選手らしい実に礼儀正しい一冊だった。
そのためかどうか深い感動や印象は残らなかった。(実際に本人がどれだけ書いたかはわからないが)実に優等生が書いた本でもあった。やはり現役の野球選手はグラウンドのプレーで感動のメッセージ伝えてほしいもの・・・だな。