こちらのすべての患者さんはV・I・Pです。

先日あるクリニックの入口に立ってみると、院内の壁面には英語で“Every patient here is V・I・P”という表示があった。
このフレーズを日本語にしたらこうなるかな、と思ったもの。きっとこのクリニックの院長の方針なんだろう。
もっと、意訳すれば「こちらにお越しいただいた患者さんには丁寧に対応させていただきます」というよう意味が含まれていそうだ。
医院に行くだけでも何だか不安になって、ドキドキしてしまうもの。そして、上記のように解釈する人がいたら、きっと嬉しく感じるに違いない。
しかし、問題はこれがカッコよく英語で書かれていることだった。誰でもが、すんなりとこれを読めるとは限らない。場合によってはただの横文字にしか見えないかもしれないし・・・


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そもそも“サイトウ”の“サイ”は、どうしてこんなにも種類があるんだろう?
R25」2008.1.17号より。
最近最も有名なのはハンカチ王子の“サイトウ”だろう。彼の場合は斎藤が正解のようだ。私も人の名前で“サイトウ”書く場合どの“サイ”かいつも迷ってしまう。現在おもに使われているのは4種類だそうだ。斉藤、斎藤、齊藤、齋藤はこのパソコンでもすぐに出てくる。ところが、ここではちょっと調べただけでも34種類があったと記されている。
そういえば、大学教授で何冊ものベストセラーがあるサイトウタカシ先生は、どれだろうと思って横にある書棚を見てみた。すると、どうだろう・・・・出版社ごとに異なっているではないか!(私は今まで面倒だから、斉藤孝と書いてきていたが。)
「身体感覚を取り戻す」NHKブックス、「できる人はどこがちがうのか」ちくま新書→この二冊は斎藤孝。「座右のゲーテ光文社新書、「ストレス知らずの対話術」PHP新書、「発想力」文春文庫、「教育力」岩波新書→この四冊は齋藤孝
もちろんその他数冊はあるが、どちらかといえば、後者のほうが多かったな。でも、内容にはまったく関係ありませんがね。よく、試験のとき名前の画数が多いとそれだけで答案用紙に書くだけでも時間がもったいなく感じる人もいるだろう。そんな時だけ画数が少ない簡単な方を使ったりして。(それはないかな・・・)

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今こそ、情報を受け流す技術を教育し、・・・
「ちょいデキ!」青野慶久著より。
筆者はIT企業の経営者ということで、ネットでもけっこう悪口を書かれることが多いという。今では書き込めれた言葉は書いた人の解釈に過ぎないと受け流しているようだ。
ここでは以前筆者の青野氏がテレビで見たことが触れられていた。それは「松田聖子さんは戦後、もっとも数多くのバッシング記事を書かれた人なのだそうです。・・・」とあった。「育児放棄だ」「ダメ母だ」と批判の集中砲火を浴びたようだ。
まあ、これもそれだけ世間の注目度が高い証拠でもあろう。また人気のバロメーターともいえそうだが。それに対して彼女は「まだ女性が働くのが珍しい時代でしたから、私のやることが不思議だったんじゃないですかね」とサラリと答えたそうだ。
その返答に青野氏は感嘆したと述べている。それは、世間の批判の言葉を無視しているわけでない。しかし、攻撃し返すわけでもなかったからのようだ。言葉をあるがままに受け止め、自分のあるべき姿を崩さないところに感服している。
朝青龍にしても亀田兄弟にしてもマスコミは話題になると思えばどんどんバッシングを繰り返す。それが売上や視聴率にもつながるからだろう。でも、そんな人のウワサは75日も続かないか・・・な。

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読書の成果をデジタル化して保存しておけば、・・・
「ちょいデキ!」青野慶久著より。

「〜あとで検索することもできます。」と続いている。自分が読んだ本のことを後で思い出そうとしてもほとんど忘れていることの方が多い。また読んだことさえ忘れて同じ本を数年後に再度買ってしまったことも何度かある。
できれば、できるだけ長く読んだ内容を覚えていたいものだ。筆者の青野さんは、本を読みながら、気に入ったフレーズのところにポストイットを貼っていき、読み終えると、その部分をパソコンに入力し自社のウェブ・データベースに保存するという。
つまり、あとで検索しやすいように、ウェブにわざわざ入力していたのだ。すると、一つの言葉を検索すると、さまざまな読んだ本のなかでその言葉がある部分(言葉)を検索できるらしい。いつ頃読んで、その内容やどんな言葉が気に入ったかが振り返ることができるようだ。
でも、もしそんなソフトがなければこの人はどうしたのだろう、と考えてしまった。データベースに保存することが目的になってしまったらまったく意味がない。それではただの収集家にすぎない。しかし青野さんは実際に仕事でも有効に使っているようだ。
さて、実際に「読書日記」のようなものを残しておけば、あとで「あの本はいつ頃読んだっけ?どんなフレーズがお気に入りだっかな?同じ作者の本は読んだ気もするが?」などを確認することができる。でも、そこまでやる人はいるだろうか・・・