お客様を固定化していけるのはモノではなくてサービス。

「しびれるサービス」より
当たり前のことだが、どれだけ多くの固定客をつかんでいるかが店の売り上げを左右するもの。その店の前を何万人の通行人が歩いていようが、それだけで売り上げ予測できるほど甘くはない。また、どれだけ長い間商売を続けられるかは固定客数できまる。
買う買わないにかかわらず来店頻度を上げないと購買の機会も失われてしまう。その際、新製品や奉仕品などの商品で呼べる回数はかなり限定される。ましてやブームは一時的なものに過ぎない。
ご来店の頻度を上げるには、感じがいいこと、居心地がいいことを念頭に置いておくべきだろう。来店頻度が増してその人から買いたい、となったら本当に固定化されたといえそうだ。
私の地元の生協では、コーヒーの無料セルフサービスを行っている。それは買物のおまけみたいなものだ。店内には休憩コーナーも設けてある。ほっとしたひと時を提供してくれるスペースはありがたい。その前にはガーデニングショップがある。こんな生協は何年たってもつぶれそうな気がしない。それはちょっとだけ居心地の良さを感じるからだ。この“ちょっとほっとできる”も固定化のキーワードに思えてくる。このように無人のコーナーでもサービスと感じることもある・・・不思議だが。
サービス、おもてなしはどれだけオリジナルなアイデアが出せるかも勝負かもしれない。そのサービスがクチコミでうわさになれば最高なんでしょうが・・・。