一応カシコイといえる範囲内の行動やな・・・

「ブランド人になれ!」より
これは訳者の仁平和夫氏のあとがきの部分にあったフレーズ。
中坊公平氏がカシコイ部下を烈火のごとく叱ったときの言葉だ。この前に“迫力に欠けるわ、あんたらのやってることは。”というのがついている。
つまり無難になんでもやっているということは、それ以上なにも生み出さないという意味だろう。そう受け取ると、それはそうかもしれない、と思える。なんでも当たり前の範囲内でやっていればそれなりに安全には違いないが、同時に面白みも発展もないものとなる。
人間としての迫力はそんなところからは出てこない。訳者はある程度自分をぎりぎりのところに置いてはじめてブランド人になれるのだと言っている。
周りを見渡してみれば確かにカシコイ人間ばかりのようなきもする。誰からも認められるブランド人はそう簡単になれるものでないことがうかがえる。やはり、世の中そんなに甘くない・・・か。