光陰矢の如し。今日と違う明日をつくれ。

光陰矢の如し。今日と違う明日をつくれ。
「たった一人の熱狂」見城徹著より。
これは氏が母校創立50周年の記念誌に寄稿した「かけがえのない今日」と題する文章の中のワンフレーズだった。高校時代が最も充実していたという感じが伝わってくる文章だった。
それは「高校時代ほど生命のエキスが凝縮された時間はなかった」と述べているからだった。そんな時間を過ごせるとはスゴイと思える。
だから後輩に対しても、なんとなく生きないようにとアドバイスしている。最後の方では「勇気を出して、自分が夢中になれる何かに一歩を踏み出してくれ。どんなにボロボロになっても、それがあとで、かけがえのない一日になる」と締めくくっている。
実に強い言葉だと感じた次第だ。

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SNSでは軽い言葉がやりとりされ・・・
「たった一人の熱狂」見城徹著より。
このあとには、「あっという間に言葉は流れて雲散霧消するのが当たり前なのだそうだ」と続いていた。
なるほど、そうかもしれないとも思える。この数年FBをやっているが、メインは写真でコメントは少ない。また、文字だけで長々と書かれているものは、もうそれだけで読む気もしなくなってしまう。
しかし、見城氏の場合は言霊が楔のようにスマートフォンの画面に打ち込まれるから明らかに異色だそうだ。もっとも、見城氏は知名度もあるからこそ、より注目されたのだろう。
いくら迫力ある言葉でも、無名の人はそれなりにしか扱われなそうだ。
SNSで注目されるのは、ビジュアルがメインの場合が多そうだ。百聞は一見に如かずで、写真や動画があれば誰にでもわかりやすい。

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「ゆっくり」はお金も時間もかからない最高の健康法。
『「ゆっくり動く」と人生が変わる。』小林弘幸著より。
筆者は「スポーツ選手の好不調と自律神経の間には何か関係があるのではないだろうか」という仮説が生まれたという。そして自律神経の研究を始めたのだった。
その結果、自律神経の働きをよい方向にコントロールしていく鍵はさまざまな動作を「ゆっくり」行うことにあるとわかってきたのだった。
意識してゆっくりした動作をすることと、とダラダラはまったく異なるだろう。逆に言えば仕事も人間関係もスポーツもバタバタとあわててやるといいことはないもないのだった。むしろ、失敗や体の不調を招いてしまう可能性もある。
筆者は「ゆっくりを意識すれば、人生はすべてうまくいく!」とまで述べている。これを信じて日々を過ごしていきたいものだ。

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交感神経と副交感神経の両方を高いレベルで安定させることが、何より大切。
『「ゆっくり動く」と人生が変わる。』小林弘幸著より。
現代人の多くは、この二つの神経のバランスが崩れているそうだ。それはいろいろな体の不調につながっているのだった。
交感神経とは緊張・興奮の神経だった。車でいるとアクセルだった。また副交感神経はリラックスの神経で、車でいうとブレーキだった。
つまり車と同様アクセルとブレーキのバランスが大事だという意味だった。それがうまくいっている状態が理想で、自律神経のバランスがとれているということだった。

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「真の健康とは、何ですか?」
『「ゆっくり動く」と人生が変わる。』小林弘幸著より。
医師はよく訊かれることだそうだ。小林氏はこれに対して、「細胞のすみずみにまで、質のいいきれいな血液を流すことです」と答えているそうだ。
そうすれば、臓器の機能がよくなるという。その結果体調もよくなるのだった。腸の動きもよくなる、肝臓の機能もよくなれば体の中から活力がわいてきて、疲れにくくなるらしい。
質のいいきれいな血液を細胞のすみずみまで流すためには、「自律神経のバランスを整えること」が何より大事なことだった。

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副交感神経の働きを高めると健康になる。
『「ゆっくり動く」と人生が変わる。』小林弘幸著より。
心身の健康にとってベストの状態は、交感神経も副交感神経も高いことだった。そして、副交感神経を高めるカギは「ゆっくり」にあったのだ。
何と男性は30歳、女性は40歳で副交感神経の働きが下がってしまうという。そのままだと自律神経が乱れたままになってしまうらしい。「年のせいだから」とあきらめることはないという。
副交感神経はたとえいくつになっても、鮮やかなリカバリーショットを打つことができるらしい。それが「ゆっくり」だったのだ。
自律神経のバランスを整える上では、「呼吸」が重要だった。自律神経と呼吸はまさにダイレクトでつながっていたのだ。ポイントはゆっくり深い呼吸だった。それが副交感神経の働きを高めてくれるのだった。
ゆっくり動けば、呼吸もゆっくり深くなっているのだそうだ。せかせか動かないように気をつけたいものだ。医学的なメカニズムの説明があった。
さまざまな動作を「ゆっくり」行う。→「自然」と呼吸が深くなる。→副交感神経の働きが高まり、自律神経のバランスが整う。→血流が良くなり、体のすみずみにまで質のいい血液が流れる。→健康になる。