絵画との偶然の出会いは楽しい。

絵画との偶然の出会いは楽しい。
「たった一人の熱狂」見城徹著より。
何気ないフレーズではあるが、日々ゆっくりと絵画を眺めることも少なくなっていることに気づいた。たまには画廊でゆっくりと絵画を眺めてお気に入りの絵画に出会ってみたいとも思う。
見城氏は、自分がお気に入りの絵を手元に置いて自由気ままに眺めるのは、何よりの楽しみだという。かなり多くのコレクションを持っているようだ。ここでのタイトルは、「絵画の魔力」とあった。
いまい気に入りの絵画は、ラウル・デュフィが描いた「ニースの窓辺」だそうだ。手にいれるには億単位の現金が必要らしい。その作品は島根県立美術館保有しているのだった。

今はその絵画を自宅の窓辺に置き、心ゆくまで永遠の芸術に酔いしれる自分の姿を妄想しているそうだ。そんな妄想ができるだけでも素晴らしいと思える。素晴らしい作品に出合えたからだろう。

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金なんて、使わなければただの紙に過ぎない。
「たった一人の熱狂」見城徹著より。
当たり前のこともこの人が言うと力強く思える。また貧乏とケチは異なるとも言っていた。
財布のなかにそれほどたくさんのお金が入っていなくても、そんなそぶりも見せずに金払いがいい人もいる。そんな人は信用できるそうだ。逆にたと金持ちであっても、ケチな人は金払いが悪いという。
本当に自分がいいと思ったものであれば、値段が高くても買ってしまえばいいのだという。金は使って初めて意味が生まれるからだった。
ちっとも身銭を切ろうとしないようでは、人生にダイナミズムは生まれないそうだ。なんとなくわかる気がする。

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自分が本当に欲しいものは何か、審美眼を磨く。
「たった一人の熱狂」見城徹著より。
この後には、買うと決めた後にはじめて値段を確かめるとあった。そして、手が届かない値段なら、どうにかして自分の手に入るよう奮起して労働し、金を稼ぐというのだ。
筆者の体験が述べられていた。それはリシャール・ミルという高級時計だった。安くても500万円、大半は1000万円以上だという。
最初小山薫堂がしているのを装着させてもらいその軽さに衝撃を受けたという。40グラムだったそうだ。するとある人からそれをプレゼントされたという。それもすごいことだ。
秋元康からも勧められ、自分でも購入したという。それを見た藤田晋も銀座で衝動買いしたそうだ。リッチな人はそれなりにすごいことがわかる。
筆者は経験から、安物買いより、本当に欲しいものだけを一点買いした方がいいという。それもその時の財力にもよるだろう。

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