語ることは、脳に目標をインプットすること。

語ることは、脳に目標をインプットすること。
「いい言葉は、人生を変える!」佐藤富雄著より。
ここでのタイトルは「語れば叶う、語らなければ叶わない」となっていた。脳は、「こうでありたい」と望んでいることを叶える「自動目的達成装置」のような仕組みになっているという。
これは面白い発想だった。夢の実現へと向かう行動に指令を送るのは、自律神経だった。周囲の人にも語るのがいいらしい。語るほど夢の内容が細かい点まで明確になっていくという。
確かに語るためには、ある程度具体的なものでなければ、人に聞かせることはムリだろう。別にいつまでにというふうに期限を区切る必要もないらしい。それは未来は無限の可能性を秘めているからだった。

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「夢が先か、資金が先か」と問われたら、夢が先に決まっている。
「いい言葉は、人生を変える!」佐藤富雄著より。
筆者は「海の見える家に住む」という夢を叶えている。そのために資金はどれくらい必要かなどはさほど重要ではなかったそうだ。
心が定まってからの脳は、不思議としかいいようのない働きを見せ、幸運な出来事を次々と運んできてくれたという。やはりそれだけ思いが強かったのだろう。
「こういうものが欲しい」と脳にインプットしたことで、思ってもみなかったところから、実現のチャンスが巡ってきたという。こう語れるのは実際に経験したからだろう。

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夢は大きいほど価値がある。
「いい言葉は、人生を変える!」佐藤富雄著より。
つまりすぐに叶ってしまう小さな夢は、人をさほど成長させないようだ。むしろ逆に大きな夢を抱くと、その人自身の器が大きくなり、成長していけるそうだ。
大きな夢を語るほどに胸がわくわくしてくるそうだ。しかも、それは本当に賢い脳の使い方だという。まだ成功していなくても、成功した自分の姿をイメージすると、脳が本気になるともいう。
そして、成功者といわれる人々はみな。例外なく、脳の仕組みを活用しているはずだという。ここでのポイントは「脳が反応しやすい快のメッセージを送る」ことだった。それを継続できれば、よかったのだ。
自分にとって、快いことを考えたり言ったりしているときは、ただそれだけで脳の思考回路が活性化するそうだ。これは試してみる価値がありそうだ。