素晴らしいですね」のひと言は、どんなときにも、すべての事柄に使え

素晴らしいですね」のひと言は、どんなときにも、すべての事柄に使える万能の言葉。
「いい言葉は人生を変える!」佐藤富雄著より。
ここでは筆者の古くからの親しい友人Mさんを引き合いに出していた。Mさんの口ぐせは「「素晴らしいですね」だった。そう口にすることで、実際に「素晴らしい状況」を次々につくりだしてきたという。
それが独自のキーワードを持っていた。それは「お父さん、お母さん、ありがとうございます」という感謝の言葉を毎朝欠かさず唱えることだった。
昔も今も、Mさんはいかなる場面でも否定的な言葉をいっさい使わないという。とりあえず「素晴らしいですね」と肯定してから始めるのだった。天気が悪くても、「いい雨が降っている。素晴らしい。傘を持って行こう」という。徹底しているところがスゴイ!

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「毒消し言葉」は気持ちをリセットする。
「いい言葉は人生を変える!」佐藤富雄著より。
毒消し言葉とは、否定的な言葉を言ってしまったあとに、それ以上のいい言葉を口にすることだった。
たとえば、「できません」「しょうがありません」「いつもすみません」などの言葉のあとで、「やるべきことはちゃんとやっているから大丈夫。安心して人生を楽しもう」と言い直せばよかったのだ。
心配事の8割は実際には起こらないという。起きてしまうのは残りの20パーセントだけで、そのうち8割は準備を整えて対応すれば難なく解決できる事柄だった。だからとり越し苦労はするだけ損ということだった。
毒消し言葉に戻れば、脳に不快を与えてしまったら、それを上回る快を与えるべきだったのだ。脳に革命が起こるらしい。これはちょっとしたノウハウだろう。

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未来の夢や希望や計画が、若さと健康を保つホルモンを現実に引き出している。
「いい言葉は人生を変える!」佐藤富雄著より。
これは筆者自身のことだった。これを書いている時、75歳だが、心も身体も40代だと思っているそうだ。75年分の経験、知恵、思い出がたっぷりある一方で、それを上回る夢や希望や未来の計画が、脳と身体にぎっしり詰まっているという。
こうはっきりと断言できるだけでもすごいことだ。だからこそ40代のような若々しい心と身体の状態を維持できるのだった。「もう年だ」という気にはならないという。
60歳から80歳にかけては人生の黄金時代だと述べている。つまり過去に蒔いた種の実りを収穫する時期だったのだ。
貝原益軒は60歳から亡くなるまでの36年間に、なんと52冊もの著書を生み出している。筆者も74歳の歳に74冊を世に送り出していた。今では100冊を少し超えているというから驚きだ。こんな生き方は21世紀にふさわしい「熟年哲学」だと自負してるようだ。
筆者は「もう年だ」というのをやめて「60歳からが楽しみだ。人生の黄金時代がはじまるぞ」と言うようにアドバイスしている。あやかりたいものだ。