自律神経系は生命の営みの中枢。

自律神経系は生命の営みの中枢。
「いい言葉は人生を変える!」佐藤富雄著より。
つまり全身の健康状態をくまなくコントロールしている司令塔だった。朝起きた時にどんな言葉を発するかによって、その日の気分も変わってくるという。
少々寝不足でも、「よく眠れた、スッキリ壮快だ!」と口にするか「疲れが取れない」と言葉にするかでは大違いだった。
いい言葉を口にすれば、気力、体力ともに充実してくるようだ。できるだけ壮快感を実感できる言葉を口にすべきだった。自律神経系は体調を左右するだけでなく、人生のあらゆる場面でその人のやることをコントロールしていくそうだ。
未来の運命は、いま現在自分が口にする言葉によって変えられるという。これを時どき思いだしてみたいものだ。

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お金を誉める言葉は、打ち出の小槌のようなもの。
「いい言葉は人生を変える!」佐藤富雄著より。
例えば、「お金に余裕のある暮らしは最高だ!」というような、お金を肯定する考えを選んで、お金を誉める快の言葉をどんどん使っていくなら、人生は何倍も豊かなものになっていくそうだ。
つまりお金持ち脳が育つということになる。いつも財布に入れておく現金の額を、今の三倍程度にすれば、脳のなかで変化が起こるという。経済スケールが三倍に跳ね上がるそうだ。
ただし必要以上にお金を浪費しないこと、財布を落とさないことを注意すべきだった。

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想像力というものも、自律神経系に多大な影響をおよぼす。
「いい言葉は人生を変える!」佐藤富雄著より。
ここでのタイトルは、「言葉の魔力で脳をだます!」となっていた。脳はだまされやすいので、よい方向にだまされてくれるのは良いことだった。困ったことでも、「大丈夫、これでいい!」といえば、いい方向に向かえるようだ。つまり最善の解決策を求めて動きだすという現象が起こるのだ。
ある意味暗示ともいえそうだが、前向きになれるならベストだろう。言葉の力で脳をその気にしてしまうのだ。時には根拠のない自信も有益だと思える。

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感動を人に伝えることは、脳にとってとてもよい刺激となる。
「いい言葉は人生を変える!」佐藤富雄著より。
本を読んだり映画を観たり、感動する出来事に出合ったなら、その感動を積極的に人に話すのはいいことだった。
筆者の経験が語られていた。それは少年時代からのクセで、本を読んで感動するとその感動を人に伝えずにはいられなかったという。
しかし、その性質はいいものだったのだ。人に話すことによって、もう一度味わうことができるからでもあった。また人に話すことでより記憶に残りやすいとも思える。