「どんな新しいアイデアも、最初はバカげたものに見える」

「どんな新しいアイデアも、最初はバカげたものに見える」
「みっともないお金の使い方」川北義則著より。
これはロバート・オルソンという人の言葉だった。常識外れの人間は何かとてつもないどでかいことをやるかもしれないという。当たり前の発想では対して進歩も期待できないものだろう。
たとえばかつてのスティーブ・ジョブズは今までになかったまったく新しい発想でネットの世界を変えている。あとで考えれば、納得できるようなものもそれ以前はバカげたものに見えたのだろう。
そんなものできるはずはない、というようなものにチャレンジするときは無謀だといわれることのほうが多いかもしれない。あとはそのチャレンジを継続できるかどうかでもありそうだ。
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「もったいない」と思う心が金運を招く。
「みっともないお金の使い方」川北義則著より。
「もったいない」「MOTTAINAI」は国際語になっている。環境問題でノーベル平和賞を受賞した、ケニア環境保護活動家のワンガリ・モータイさんが初めてこの言葉を気に入って世界中に発信したからだった。
モノを大切にする人びとには素晴らしい言葉だろう。使ったものはどんどん捨てるという世の中で、使えるものはきっちり工夫して使っていく考え方は素晴らしい。
また慈善活動かとしてノーベル平和賞に輝いたマザー・テレサさんももったいない精神を発揮していたのだ。事業家顔負けの大金を稼いでいたようだ。
彼女が世話する人たちは裸で汚れたままの人が多かった。そこで要らなくなった布やマットを利用してタワシをつくって、ビジネス化して施設の費用の足しにしたようだ。
さらにはローマ法王からロールスロイスをプレゼントされると、売りもせず乗りもしなかったのだ。それを一等商品として宝くじを売り出すと、宝くじは売れに売れたという。優れた事業家だったようだ。

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セレンディピティを身につけよう。
「みっともないお金の使い方」川北義則著より。
これは幸福な偶然に出合う才能という意味があるらしい。誰もがこんな才能が持てればいいものだと思うだろう。その才能を持っている人の共通点があった。
1、 いつも明るく前向きの姿勢を失わない。2、他人と協調するのが上手である。3、謙虚で感謝するクセをもっている。4、ノーとはっきり言える。5、失敗してもめげない。6、チャレンジ精神が旺盛である。7、素直にものを受けとめる。

この7要素がどれだけ自分に備わっているか点検する必要もありそうだ。なければ、それを身につけることが大事だった。お金に苦労しないで充実した人生を送るためにも大事なことらしい。
「長い目で見れば、生まれつきの利口や金持ちより、運のいい人間のほうがはるかにいい」これはサマセット・モームの言葉だった。

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安月給でも一億円以上の預金があると思え。
「みっともないお金の使い方」川北義則著より。
学校を卒業してから正規社員で40~50年働くとして、生涯賃金は二億以上三億未満といったところだそうだ。年収300万円でも40年間働けば、1億2000万円にはなる。
それは銀行口座に預金されているものと考えればよかった。ただし、月々25万円しかおろせないと考えるのだった。つまり無駄なく計画的に使わざるを得ないことがわかる。
考え方次第でお金は身近にあることにも気づく。