男として一人で生きるには、品格が大切だ。

男として一人で生きるには、品格が大切だ。
「孤独が一流の男をつくる」川北義則著より。
ふだん品格ということなどほとんど意識したことがない。また本当の意味さえわからない。
辞書にはどう出ているだろうか。早速ウェブの辞書で見ると次のようにあった。「その人やその物に感じられる気高さや上品さ。品位。」「―が備わる」
かなり抽象的な表現で、実際どう振る舞えばいいのか難しい。川北さんは、次のように解説している。「一言で言えば、その人の素の値打ちのことである」と。その人からにじみ出るものだった。ごまかしがきかないものだという。
作家の三島由紀夫は、文章を書くにあたって、いちばん気を付けていることは、「格調と気品」だと言っているそうだ。
ここでの最後には、「高い目標を持つことが、自ずと高い品格を保つことに通じる」とあった。実に意味が深い言葉だ。

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人間は行動を始めると、リズムが出てきて、次から次へと行動できるようになる。
「孤独が一流の男をつくる」川北義則著より。
頭で考えるより、まず行動することが大切だということだった。ポイントはさっさと行動を始める習慣だった。思いついたら何でもトライしてみるのがいいのだろう。
ここには行動を習慣化するために必須のことが2つ挙げられていた。1つは行動のための簡単な自主ルールをつくることだった。一日1万歩歩くでもよかった。万歩計があるだけでモチベーションは湧いてくる。
2つ目は絶対に言い訳をしないことだった。行動のための自主ルールを決めたら、言い訳はしないことに決めることだった。準備ができたらと思っていたら、いつまでたっても始められないものだ。

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死ぬまで自立した人生を送る。
「孤独が一流の男をつくる」川北義則著より。
一人でめげない自立した人生を送るためには、「目標」が不可欠だったのだ。そこで目標の見つけ方のコツが3つ紹介されていた。
1、 自分が好きになれること。確かに好きなことでなければ、継続できるわけはない。
2、 世の中に役に立つものにすること。それは自分に誇りを持つことができるからだった。
3、 自分を成長させるもの。つまりいくら好きなことでも、自分をレベルダウンさせるものは、人生の目標にしてはならないという意味だった。
ここで大事なことは、目標の可視化と期限を区切ることだった。つまり紙に書き出してみることがポイントらしい。また、何らかの到達点を決めることも必要だった。だらだらではやりがいも感じられないだろう。
目標を持って、その達成に向けて努力できることは楽しい人生を送るためには必要なことだったのだ。肝に銘じたい。