食事に神経質になりすぎない。

食事に神経質になりすぎない。
「生きるのが楽しくなる15の習慣」日野原重明著より。
食習慣は大事なことはわかるが、そのルールにばかり縛られていたらせっかくの食事も味気ないものになってしまう。日野原先生もあまり神経質にならないようにしているという。
そのため日常の食習慣はシンプルにしているという。まず、毎朝オリーブ油入りの野菜ジュースを飲むという。これにはコレステロールを下げるオレイン酸が含まれているのだった。
このオレイン酸はナッツ類や菜種油にも豊富に含まれているようだ。自分もオリーブオイルは週に5日はとっているが、なかなかコレステロールは下がらない。
また、何を食べてはいけないとか、食べなくてはいけないとか、神経質になり過ぎないのが、健康の秘訣だということだった。新しい料理との出会いは楽しみだと考えているようだ。

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なるべく歩く。
「生きるのが楽しくなる15の習慣」日野原重明著より。
実に単純に思えることだが、まずはそれなりに健康でなくては歩く気にもならない。朝起きてだるいと思えば億劫になってしまう。
現在日野原先生は105歳だが、これを書いている時でも90歳を越えていた。しかも足腰が元気なのは、歩く習慣のおかげだと述べていた。
病院や大学内ではエレベーターを使わず、5階まで歩いてしまうというから驚きだ。それを何度も繰り返しているらしい。さらに空港では早歩きで何人も追い越してしまうともいう。凡人には考えられないことだ。
仕事の日には、できるだけ万歩計は腰につけてるようにしている。それで歩く距離を確認できると気分が違うものだ。忘れるとがっかりすることもある。
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元気の度合いは心で決まる。
「生きるのが楽しくなる15の習慣」日野原重明著より。
日野原先生は、いくつになっても「現役」として人生を生きると心に決めているそうだ。スゴイ心構えだ。しばしば生涯現役という言葉を聞くが、実際にその通り生きるのは大変な努力が必要だろう。
氏は仕事先から戻ると、原稿を書いたり書類の整理をして、寝るのは深夜の1時か2時だという。そのスタミナに驚くばかりだ。朝の6時半には起きるから平均睡眠時間は5時間だという。さらに原稿が間にい合いそうもない時には徹夜までするそうだ。そのうえ海外出張も2~3か月ごとに1週間こなしていたのだ。こんな90代の老人は稀だろう。
だから元気の度合いは年齢に比例しないという。人間ドックの検査結果も元気の目安にはならないそうだ。結局元気の度合いは、心だったのだ。要するに朝目覚めた時に「今日も元気でがんばろう」という気持ちになれるかどうかだと述べている。
心の活力が失われると、体力まで失われることがあるから気を付けねばならない。いきいきと暮らすことが大事だったのだ。

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楽しみを見出す。
「生きるのが楽しくなる15の習慣」日野原重明著より。
これも習慣として持っていることが必要だという。日野原先生が人から「若い」と感心されるのは、つねに楽しみを見つける習慣があるからだと考えていた。
いつも冒険心を持って、新しいことに挑戦しようという心構えを持つことも若さの秘訣と考えていた。
意外なことだが、漫画まで読むという。漫画には若者をしるためのさまざまな情報が詰まっているという。さすが観察力がごい。
楽しみを見つけられる心は、歳をとることを知らないようだと考えていた。