好奇心と興味は若さの象徴。

好奇心と興味は若さの象徴。
「生きるのが楽しくなる15の習慣」日野原重明著より。
日野原先生によれば、若いということで誇れることは、あふれる好奇心と興味を持つ心につきるという。それは子どもたちを見ればわかることだった。
だからいくつになっても、子どもたちのようにいつまでも好奇心を持つことがポイントのようだ。だから人間の老いは年齢でははかれないともいう。
若い心を保つためには、いろいろなことに興味や関心をもってチャレンジするのがよさそうだ。

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「明日について思いわずらわないこと」
「生きるのが楽しくなる15の習慣」日野原重明著より。
日野原氏はこのオスラー(1894−1919)の言葉に励まされたという。オスラーは偉大な医学者であり、多くの名言を残した人だった。
上記の言葉の前には「その日の仕事をせいいっぱいやり、・・・」というのがついていた。
落ち込んでいる時に、たった一言で救われた気持ちになることはあるものだ。そう考えると言葉の持つ力は大きい。
オスラーは100年も前に、人間の健康に習慣という考え方を取り入れていたという。そのヒントは2400年前のアリストテレスの言葉から得ていたという。

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腹八分目より少なく食べる。
「生きるのが楽しくなる15の習慣」日野原重明著より。
これは15の習慣のうちの一つだった。
食べなくてもやる気と集中力さえあれば、がんばれるものと述べていた。
腹八分目は、満腹になる手前で食べるのをやめるとで、内臓への負担も少なくてすむので、健康に良いという考え方だった。
日野原氏は長年これを習慣としてきたという。しかし、90歳を超えたら六分目くらいだという。だから食べ残すというのも悪くはなかったのだ。
ついつい完食しないと気が済まないと思ってしまうが、必ずしもそれは健康にはいいことではなかったのだ。気をつけねば。

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肩の力を抜くことが、身体力アップの極意。
「大人の精神力」齋藤孝著より。
これは意外なアドバイスだった。身体は心の影響を受けやすいものだが、逆に心も身体の影響を受けやすいものらしい。
たいていの人は立っても座っても無駄な力が入っているという。現代人は肩に力がはいりっぱなしで、自宅で趣味でパソコンを使えばなおさらだという。それは自分だと思えた次第だ。
肩に力が入ると、身体が疲れやすくなるだけでなく、頑なな生き方にもつながってしまうらしい。だから楽に生きるためには、肩の力を抜くことが身体力アップには必要なことだったのだ。
肩が冷えていると肩に余計な力が入りやすくなってしまう。血行をよくするために、肩や肩甲骨をぐるぐる回すのがいいらしい。
その他、使い捨てカイロで温める、息を吐きながら20回ほどジャンプすることもアドバイスしている。
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昔取った杵柄を拾い出してみると、自信につながる。
「大人の精神力」齋藤孝著より。
自分で誇れる技や財産があるということは、生きていく上での一つの喜びだという。ここでの財産とは、習慣によって身につけた、一生使える技のことだった。
趣味ならもう一度復活させてみると、若いころとは違う楽しさを発見できるらしい。やはりそれまで生きてきた経験が役に立つのだろう。
小さな習慣が大きな精神を作るのだという。シンプルだがいい言葉だ。人生の後半を豊かに生きていく鍵はそんなところにあるらしい。
さらに、量的な鍛錬を積むことで、質的な変化が生まれることを「量質転化」というらしい。どんなことも繰り返してみることで身につくものだとわかる。

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人間というのは習慣の束でできているようなもの。
「大人の精神力」齋藤孝著より。
ここでは、習慣がライフスタイルを決め、精神を作り、ひいては寿命まできめてしまうとまで述べていた。生活習慣病というものと同じことだろう。
目的別に3つぐらいに分けて見直してみると整理しやすいという。
1、自分の仕事を快適にするための習慣。
2、自分の心を整えるための習慣。
3、自分の身体を整えるための習慣。
だった。自分なりに振り返ってみる必要がありそうだな。