人前での上機嫌も、習慣にしてしまえば身についてきます。

人前での上機嫌も、習慣にしてしまえば身についてきます。
「大人の精神力」齋藤孝著より。
そもそも上機嫌を続けることは難しいと考えがちだ。むしろ不機嫌でいることの方が多そうだ。しかし、そんな状態では決して得することはないのだった。
今ではとても考えられないことだが、筆者の齋藤氏は二十代の頃は不機嫌な人間だったと振り返っている。テレビで見る氏の姿はいつも笑顔だからだ。
今はなにかとストレスがたまりやすい時代だそうだ。だからこそ、人前では上機嫌でいることも大人の精神力の一つだという。なるほどそう言われれば頷ける。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
精神とは、体を使い訓練して身につける「技」である。
「大人の精神力」齋藤孝著より。
精神と言われても抽象的でよくわからないことだと気づく。ここでは教養との違いについて述べられていた。
教養とは、物事を知っているかどうかであるらしい。しかし、精神は身についているかどうかだった。精神を身につけるためには、身体的な習練が必要らしい。
本をざっと一回読んだだけでは、教養止まりで、5,6回読んで、大事なところを音読すると自分の精神になってくるという。つまりそれで身につくということらしい。
ここには、「心は毎日揺れるが、精神は揺るがない」とあった。精神がしっかりしているとは、心がブレないことだった。これでようやく精神がどういうものかが理解できる。