真面目な人ほど体力作りも挫折するもの。

真面目な人ほど体力作りも挫折するもの。
「老い駆けろ!人生」草野仁著より。
草野さんの経験では、自分の身体をコントロールするためには、柔軟性をキープしつつ、ある程度筋肉も鍛えておく必要があるといいます。
草野さんはダンベルを使った筋力トレーニングを継続して行っていようです。しかも趣味のように20年以上続けているというから驚きです。お手軽なところではラジオ体操を勧めています。
ここで、ポイントはないよう、質よりも継続できるかどうかでした。あまりにも真面目すぎると、自分を追い込んで継続も困難になってしまうようです。
毎日決めたことをやるより、ちょっとでもいいから長年続けること、しかも体がきつい時には、正々堂々と休むことでした。コツはゆるく長くでした。

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年をとってからこそ、謙虚さが大切。
「老い駆けろ!人生」草野仁著より。
これも草野さんの経験から言えることでしたが、謙虚さのある人の周りにはいつも人が集まってくるといいます。さらにそれが人間性を高める要因になるようです。
また謙虚さは人間が成長していく上で、能力を高めていく上でとても大切なものとも述べていました。それは成功した人はみな周囲を大事にしてきたようです。
例として西川きよし師匠をあげていた。ある時出合ったときに、若手の芸人さんでもここまでしないだろうというほどに、深々と丁寧にお辞儀をしてくれたといいます。
べつにいつでもへりくだる必要はないと思うが、謙虚さはいつも念頭に置いておかねばと思った次第。

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「明日は今日より絶対良くなる」
「老い駆けろ!人生」草野仁著より。
これは草野さんの母親が苦しい生活にもかかわらず行動で示してくれたことだったそうだ。
確かに物事は悪い方へ考え出すと、際限なく落ち込んでしまうようだ。ネガティブなところからは、ネガティブなものしか生まれてこないといいます。
確かに類は友を呼ぶで、そのように周囲を批判してばかりいる人の周りには似た人が集まるようです。決してそんな人には近づきたくないものだ。
母親が苦労して兄弟4人を育ててくれたことの感謝を、草野さんは決して忘れないようだ。だからこそ懸命に生きようと思うのだろう。

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仕事であろうが趣味であろうが、いい加減にやるのが性に合わない。
「老い駆けろ!人生」草野仁著より。
これは草野さん自身の考えだった。今までの趣味で特に好んだのが、麻雀と競馬だったという。これは意外な感じもする。どれも本気で取り組んできたようだが、とくに競馬では全身全霊で打ち込んだというからスゴイ。
麻雀も競馬も勝ち負けがある。だから勝つためにはとことん極めないと気が済まないようだ。徹底的に研究するというのもそうそう簡単に出来ることでもない。
競馬も生き甲斐、仕事も生き甲斐のようだ。そうはっきりと言えるところがスゴイと思える。
趣味も立派な生き甲斐だと述べていた。確かに趣味だからといっていい加減にやっていたら面白味も半減だろう。自分は最近は地元で見られる自然の写真を撮るのが趣味になっているが、そのことで新たな発見があると嬉しくもなるものだ。