よく見ると、成功した人は、小さな工夫をたくさんしている。

よく見ると、成功した人は、小さな工夫をたくさんしている。
『「運命の3分」で成功する』中谷彰宏著より。
この本のサブタイトルには、“日常に奇跡を起こす60の方法”とあった。その奇跡とは成功という意味合いがある。誰もが成功したと思っても、そのために何かを具体的に実行しなければ、何も起こらない。
成功した人は、たいてい「運が良かっただけで、何もしていない」というようだ。何もしていないように思えるのは、生活習慣の中で、小さな工夫が体になじんでいるからだと、筆者は語っている。
そう言われれば、なるほどと思わざるを得ない。つまり、ちょっとした努力や工夫なんて当たり前のことになっているから、成功にも近づけるのだろう。
売れているタレントさんは、売れていないタレントさんよりも、はるかに多くの気遣いをしているそうだ。それは時には3分程度でできることなのだろう。お礼の電話やメールをこまめにできるのもその一つかもしれない。

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チャンスをつかむ人は、1秒の差も逃さずに活かします。
『「運命の3分」で成功する』中谷彰宏著より。
チャンスと言っても、人それぞれで、タイミングも異なるだろうが、それはあっという間に過ぎたあとで気づくことが多い。やはりあの時がチャンスだと後悔することがほとんどだ。
しかし成功する人は、たった1秒でもそれをとらえた人だろう。たとえば、プレゼンをするなら、その機会はそうそう簡単にはやってこないから、エレベーターで出合った時にでもすぐに提案できることが大事だった。
そのためには、すぐにポンと提案できるように、いつでもアイドリングしておくことがポイントのようだ。いつでも、そのテーマをポケットに入れておけるかどうかがチャンスをつかめるかどうかの分かれ目になるのだろう。
流れ星はいつ見えるかわからないが、「これだ!」というものをいつもポケットに持っていることが運命の分かれ道になるようだ。

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締め切りのない仕事は、実現しない。
『「運命の3分」で成功する』中谷彰宏著より。
こうはっきり言いきっているが、まさにそれは事実だと思える。いずれ、いつか時間があったらやろう、と思ってもなかなか踏ん切りがつかないで、伸ばしている間に時間切れになってしまうものだ。
やりたいことは、具体的にいつまでという締め切り時間をもうけて、初めてその気になれる。人に会うことも、締め切りと同じで、しっかりと手帳やケータイに日時を決めて書き留めておかないと会うチャンスを失ってしまう。ここで大事なことはスピード感だった。
その場で締め切りを設定してしまうことだった。仕事も、いつまでという期限がないとやる気も起こらない。
ここでの結論は、「締め切りのない仕事に、締め切りをつけよう」だった。単純だが大事なことだ。