自分の心を遊ばせるフィールドを持つ。

自分の心を遊ばせるフィールドを持つ。
わたしの若さの源泉は、想像力。
『人生を変える万有「引用」力』齋藤孝著より。
ターシャ・テューダーさんは『楽しみは創りだせるものよ』という本の中では、「わたしの若さの源泉は、想像力」と語っている。
むしろ子供の頃のほうが想像力はあったのかもしれない。それが大人になると、効率ばかり
追求しているうちに、忘れてしまったのだろう。
できればいろいろなものに好奇心を持って楽しめれば、若さも保てるようだ。たとえば、筆者は好きなものが具体的にすぐに思い出せれば、年齢より若々しく生きているということだともいう。それが、自分の心を遊ばせるフィールドというものらしい。

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「技術」として上機嫌でいられる術を身につけた。
『人生を変える万有「引用」力』齋藤孝著より。
これは齋藤氏自身のことで、20代の頃はおそろしく不機嫌な男だったという。しかし、30代になって、大学で人前に出て教える立場になると、不機嫌でばかりいられなくなったのだ。
上機嫌を技化するというのは、一つの気づきであろう。誰でもが簡単にできるものではないだろう。やはり、それなりの訓練をしたに違いない。
年をとったら気難しいというのも、一番嫌われることだろう。むしろ穏やかでにこやかだという印象を残すべきだろう。
柔らかく笑うには普段からのレッスンが必要だったのだ。それができれば、自分も周囲もウィンウィンの関係になることは想像できる。

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長嶋茂雄さんは上機嫌の神様だった。
『人生を変える万有「引用」力』齋藤孝著より。
なくとも、マスコミで目にする長嶋さんは、豪快な笑いと丁寧な言葉づかいが印象に残っている。いつも上機嫌だった姿を思い浮かべることができる。
振り返ってみれば現役選手としての長嶋さんを見られたのは、ラッキーだったかもしれない。もう二度と彼のような選手にはお目にかかれないだろう。
やはり、昭和の時代のヒーローとして、長く語り継がれるのは、その生まれながらにして見についた明るいキャラクターがあったからだろう。
そういえば中畑氏も明るいキャラクターで人気のある選手だった。多少、成績が悪くてもいつも「絶好調」というのが口癖になっていた。何事も深刻になり過ぎてはいけないのだった。
「最悪だ」といいながら、上機嫌でいられるスタイルが身につけば、前進していけるようだ。これはちょっと面白い発想かもしれないな。
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とにかく褒め上手は、対人関係において、非常に武器になる。
『人生を変える万有「引用」力』齋藤孝著より。
「対人関係を円滑にして、人望を集める一番効果的な方法は、相手を評価し、リスペクトすることだ」とここでは述べられていた。
人を評価し、ホメ続けることで人は伸びるようだ。まずは、相手のいい点を見つけられるかどうか、さらにそれを的確に表現できるかどうかが大事なのだろう。
相手の変化を見逃さずに、ホメることができればきっと相手もうれしくなる。
人は注意されるよりも、むしろホメられて伸びるほうがほとんどらしい。時には、間接的なホメ言葉が効果的なのかもしれない。