アイデアの糸口は目の前にある。

イデアの糸口は目の前にある。
『人生を変える万有「引用」力』齋藤孝著より。
これは佐藤可士和さんの言葉だった。新しいものをゼロから生み出すというより、むsりお目の前のものを的確に組み替えることでもアイデアは生まれると提案している。
ポイントは外側にある情報を自分の中に取り込むことだった。それを自分が持っている情報と絡めるという。
齋藤氏はしばしば、本を読むとき3色ボールペンで自分が興味を引かれた部分を緑色でマークするという。そして、その部分がアイデアの源になるようだ。
そうすると、オリジナリティのあるアイデアを生み出せるそうだ。試してみる価値はありそうだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
人生のいつが一番楽しいかは人によって違う。
『人生を変える万有「引用」力』齋藤孝著より。
まあ、それは当然いえることだろうと思える。若い人から見れば、若い時のほうが楽しいと思うらしいが、そうとも限らないと齋藤氏も感じているようだ。
年をとれば、それなりに楽しいことも多い。金銭が自由になることもそうだろう。また経験や知識も蓄えられている。
アメリカの絵本作家、ターシャ・テューダーは「年を取ってからのほうが生活が充実し、いろいろなことをもっと楽しめます」と語っている。
サラリーマンもいつまでも続けられない。必ず定年はやってきて、仕事も次の世代にバトンタッチしていく。それもまた充実した瞬間とも思える。

与謝野晶子は12人の子どもを産んだが、死ぬときには子どもを呼んで、「私はあなたたちと過ごした時間が一番楽しかった」といったようだ。子どもを産んで育てた充実感がったのだろう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「若さは、若い者に与えるにはもったいない」
『人生を変える万有「引用」力』齋藤孝著より。
これはジョージ・バーナードショーの言葉だが、ターシャ・テューダーはこれを座右の銘にしていたという。
若い時は、その若さをしばしば無駄に使ってしまうものだ。まだまだ時間があると思って、大まかな時間の使い方をしてしまう。またエネルギーもムダ遣いしてしまう。
若い時は動物的な時間を過ごしていても、年を取れば植物的な静かな、ゆったりとした時間を過ごすことになる。それが自然なのだろう。
ターシャ・テューダーは、絵本作家であると同時に、きれいな庭づくりでも有名だ。これは植物的な時間を充実していたことの証だった。