偶然力。

偶然力。
「明日は心でできている」小山薫堂著より
こんな言葉を見たのは初めてだった。しばしば偶然だと思えることは起きる。それは嬉しいことのほうが多いかもしれない。
しかし、しれが「力」だとは思ってはいなかった。いずれにしても、なにか行動を起こさなければ、そんな出会いはないだろう。
たとえば、SNSをやっていると、偶然同年代の人と交流ができて、話題や関心が一致することもある。そんな時は楽しさも倍増するものだ。
ある意味、自分がいろいろなことに関心を持っていれば、それだけ偶然による出会いもあるともいえそうだ。

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「年を重ねたことで、人間としての味や深みが出てきた」と言われたい。
「明日は心でできている」小山薫堂著より
なるほど、そうかもしれないと思った次第。それを筆者は「経年優化」と言っている。それは経年劣化に対する造語だ。
年をとって経験を重ねることで、同じものを見ても感じ方が異なるものだ。また知識があるなしで感動の仕方も違ってくる。
いずれにしても、好奇心はできるだけ長く持っていたいものだと思う。何にも関心がなくなってしまったら、これからの時間がもったいないからだ。


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現在は過去からの贈り物。
「明日は心でできている」小山薫堂著より
プレには、ゼント贈り物とは別に現在という意味もあった。当たり前のことだが、すっかり忘れていたものだ。現在があるということは、過去があったらだった。
だから、現在があるのは、過去からのプレゼントということらしい。また同様に今は未来の自分へのプレゼントでもあるという。
過去は変えられないが、未来を少しでもよくしようとするなら、今をどう生きるかにかかっているのだろう。

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努力は夢中に勝てない。
「明日は心でできている」小山薫堂著より
これは筆者がビームスの設楽社長から聞いた言葉だという。努力しているうちは、まだまだだということだろう。むしろ、努力していることさえ忘れてしまうほど夢中になってしまえば、結果もついてくるのではないだろうか。
しばしば、仕事も楽しみながらやったほうが、成果があがるともいわれるが、それと同じことを意味しているのだろう。
そのためには、常に好奇心を持って、感性のアンテナをピカピカに磨いておくことが必要だった。
これはあとがきの部分にあったものだが、本のタイトルは始め「明日を変える近道〜1分間リセット術」となっていたそうだ。やはり、それはやや長すぎるタイトルだろう。
筆者は40代前半に書いたもので、7年が経過しているそうで、50代の今でも何も変わらず、楽しく前向きに生きているという。素晴らしいことだ。うらやましくも思える。