「新聞切り抜きノート」づくりは画期的勉強法。

「新聞切り抜きノート」づくりは画期的勉強法。
「人を動かす文章術」齋藤孝著より。
かつては何度か試みたことはあるが、それを継続するのは難しい。ある程度2週間とか区切ってやっても効果があるらしい。
小学生でもできるこんなことでも、選んだ記事に対する愛着を巻き起こすという。そして、記事がまるで自分が書いたものだと思えるようになるようだ。そこまで行けばやった効果もありそうだ。
ノートの左ページに切り抜きを貼って、右ページにコメントを書くというものだった。コメントを書くということは、自分なりに考えるということでもあろう。
切り抜いた後で、そこに出てくる数値を覚えて話せれば、説得力も増すものだ。この単純で地味な作業は読書するよりも馬鹿にできないことのようだ。

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考え方次第で、メールはおトク感を演出するツールとして使える。
「人を動かす文章術」齋藤孝著より。
筆者は滅多に会えない人に、お中元・お歳暮感覚で年に1,2度メールを出すそうだ。その際に、お勧め情報を1つ入れておくという。それでおトク感を感じてもらえるそうだ。
またなかなか会えないが、あなたのことをいつも気にしていますというメッセージにもなるようだ。コストゼロで「つながってる感」が生まれるのは素晴らしい。
ハガキよりもメールのほうが、優れているのは即時性だった。思い立ったらすぐにできるのがいい。コストゼロの贈り物はまだほかにもあるだろうか。

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文章においては、凡庸さは恥。
「人を動かす文章術」齋藤孝著より。
テレビでは、コメンテイターといわれる人が、一般論をしゃべるが、それは無難にしておこうと考えるかららしい。しかし、文章でそれをやると悲惨だと指摘している。
面白くもなんともない文章は逆に苦痛でもある。意味の含有率がゼロはダサイ文章と同じだった。それは無神経さからくるものらしい。
筆者は繰り返している。「凡庸さは恥」だと肝に銘じておきたいと。一般論を越えて、自分はこうだといえるものを持っていたい。そうでなければ、人を動かすことはできないだろう。