ホメ言葉は、相手が受け入れてくれて初めて完結する

ホメ言葉は、相手が受け入れてくれて初めて完結する。
「もっとすごい!ホメ方」内藤 誼人著より。
これはまあ、当たり前といえばそれまでだろう。別にホメ言葉に限らず、話したことを相手が理解して受け入れてくれなければ、ほとんど意味はない。
つまり相手が受け入れてくれるような話し方をする必要があるということでもあるだろう。ここでは、相手が一番喜ぶセリフは何かを探ることが大事だと述べられていた。
それがすぐ見つかればいいが、結局あれこれと探すしかないだろう。
そして、相手の笑顔をバロメーターにして、自分のホメ言葉がどれくらい効いたかをきちんと確認するクセをつけるのもポイントらしい。
結局、いろいろとセリフを変えてみる努力が必要なことがわかる。

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成功したときよりも失敗したときからのほうが、はるかに多くのことを学びとれる。
「もっとすごい!ホメ方」内藤 誼人著より。
しばしば、失敗は成功のもとともいわれるが、だれも失敗しようとしてするわけではない。日常では、意外にちょっとした不注意で犯してしまうことも多い。だからこそ、注意が必要だといえる。
悪い成績しかあげられなくても、工夫次第でホメることはできるのだった。マラソンの小出コーチは、選手が思うような成績を出せなかったときでさえ、「いやあ、俺はもっと悪いと思ってたんだ。お前、すごいよ!」とホメるとあった。
こう言われれば、怒るよりも効果があるらしい。「もっとできないと思っていたのに、すごい!」というパターンがホメ方の一つのコツなのだろう。

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いつでも、どこでも、だれにでも、ホメるトレーニングをするのがいい。
「もっとすごい!ホメ方」内藤 誼人著より。
ホメるというのは、技術らしい。つまり練習するほど上達することができるのだった。書道、野球、絵画、楽器・・・すべて練習次第で上達が異なってしまう。ホメることも同じだった。
ということで、相手がいなければ練習できないというわけでもなかった。「無生物」を相手にホメても良かったのだ。身近にいる動物、植物でもよかったのだ。
写真家の篠山紀信さんは、モデルをホメながら撮影を行うそうだ。相手が魚でも風景でもホメあげるというのもすごい。
ホメてのせるというこができればいいのだろう。実際に言葉に出せなければ、頭のなかでシミュレーションをしてみるものありだった。いずれにしても、好かれる人間はホメる人だった。