自ら求めたひとりのリッチな空間をもつ。

自ら求めたひとりのリッチな空間をもつ。
齋藤孝の30分散歩術」齋藤孝著より。
このリッチな空間とは散歩によって得られる時間で得られるものだった。ひとりで歩くというところが、ポイントだろう。誰にも邪魔されずに積極的な空間がキープできるのはありがたい。
ひとりは寂しいと考えられがちだが、そうでもなかった。自由な発想ができる機会でもあるのだ。ひとりだからこそ楽しいと感じられることも多い。
また、人と一緒だからこそ楽しいというのも当然ある。どちらの時間も楽しめるのが最高だろう。ランチも気の合う知人がるからこそ楽しめるものだが、時には気ままにひとりで好きなものを好きな格好で食べてみるのも開放感がある。
この章のタイトルは「発想力・思考力を高める散歩術」となっていた。ひとりだからこそ浮かんでくる発想も大事にしたいものだ。

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イデアは記録をつけることによって、より湧いてきやすくなる。
齋藤孝の30分散歩術」齋藤孝著より。
たとえ、歩いている時に名案が浮かんだとしても、また思い出したことでも、その場でサッとメモを取っておかなければ、永遠に思い出せないことも多い。
そして、その場で記録することで、さらに別の関連するアイデアも浮かんでくるものだ。や
はり大事なことは、その場でのちょっとしたメモだろう。
ここには、クリエイティブウォーキングという言葉があった。初めて聞く言葉だが気持ちがいい響きだ。そして、その基本は記録することだったのだ。
筆者は、記録することで、いつもは意識しないことに注意が向くようになるという。それは散歩中でも、戻ってきて散歩ノートをつけるのでもよかったのだ。これは習慣づけるしかないのだろう。

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歩きながらの会話は、ネガティブな方向にいきづらい。
齋藤孝の30分散歩術」齋藤孝著より。
これは筆者の長年の経験からいえることらしい。つまり、歩きながら話すことで、前向きになれるということだった。
むしろネガティブな話はしにくくなってしまうという。歩いて話していると、どんどん話が前向きになっていくといくのは新しい気づきのようにも思える。
人の批判などのネガティブな話題は出にくいらしい。これはいいことだ。散歩がコミュニケーションに大変よい影響をもたらしているようだ。
むしろネガティブな話題で盛り上がるのは、座って一か所にとどまっている状態の時だそうだ。それも容易に想像はできそうだ。また気をつけねばな。

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歩きながらの会話はプレッシャーが少ない。
齋藤孝の30分散歩術」齋藤孝著より。
たとえば、面と向かっていれば口に出しにくいことでも、歩きながらの場合だとお互いの顔を見ていないので、話しやすいというメリットもあるようだ。
歩くことが目的であるために、たとえ会話が途切れても比較的気まずいということも少ないのだった。これはありがたい。
歩きながらだと、沈黙も許されるということでもあった。それもまたコミュニケーションととらえている。あわてて話題を見つけなくても、気持ちにゆとりが出るのだろう。

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刺激にシャワーを浴びる機会を増やす。
齋藤孝の30分散歩術」齋藤孝著より。
個人的にも、何かをするときに部屋に閉じこもっているだけでは刺激もなく、飽きがきてしまうものだ。そんな時には庭に出るというのもちょっとした気分転換になる。
できれば、散歩をして汗を流すというのがいいのだろう。外歩きをすれば、日光、風、風景、すれ違う人、周囲の音や声などいろいろな刺激がある。そんなものに触れると、心身が軽くなるように思えるものだ。
できるだけ意識的に五感への刺激を与えるようにしたいものだ。この章のタイトルは「歩いて心のエネルギーを蓄える」となっていた。歩くだけでそんな効果があるなら積極的に歩いてみたい。
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ホメるときは、できるだけ元気よく、ハキハキと、大きな声で。
「もっとすごい!ホメ方」内藤 誼人著より。
もし、ホメるときに弱々しい声でやったら、せっかくの褒め言葉もなんとなく自信のない言葉に聞こえてしまうだろう。
むしろ、やや大げさに、強めに勢いよく伝えるべきだったのだ。それでこそ、相手の心に響くのだろう。
そういえば、元プロテニス選手の松岡修造さんは、バイタリティあふれた言葉で、ダメなものはダメとはっきり言うが、その分良ければ十分相手をホメてやる気を出させている。
それも彼の言葉が元気で、はっきりしているからだろう。これが相手に信用してもらえるコツでもありそうだ。

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好かれる上司のナンバーワンは「ホメてくれる上司」
「もっとすごい!ホメ方」内藤 誼人著より。
上司であろうとなかろうと、いつも文句ばかりいっている人間には近づきたくないものだ。そんな人間は当然嫌われる。
また、逆にホメるのがうまい人は好かれるものだ。アメリカの大学の調査では、好かれる上司は「ホメてくれる上司」だった。だれもそんな上司の下で働ければ満足度も高いようだ。二番目は、「意見を聞いてくれる上司」だった。これも納得できる。意見をしかっかり聞いてくれ、それを何らかの形にして見せてくれれば尊敬できるのだろう。
理想の監督なら、ホメるのが上手な監督で、理想の先生ならホメてくれる先生ということになる。嫌われる人は、ホメないからだそうだ。ホメるためには努力も必要なのだ。