「相手のいいところ探し」の達人になる。

「相手のいいところ探し」の達人になる。
「もっとすごい!ホメ方」内藤 誼人著より。
まず、相手を上手にホメるためには、いいところ探しの達人になることが必要だった。たとえば、意外にやさしいところもある、意外に面白い、思ったよりずっと博学だったなどだった。
相手に関心を持ってつき合えば、いいところ探しもできるということのようだ。まあ、関心がなければいいところなど見つかるはずもないか。
しかも、ホメ上手になるには、ほかの誰も気づかないような相手のいいところを探せなければならないのだ。
とにかく、相手を好きになるように努力することがポイントのようだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「全体」ではなく「限定」をホメろ。
「もっとすごい!ホメ方」内藤 誼人著より。
ホメるといても、コツがあった。それはできるだけ「限定的」に、「部分的」にやるということだった。確かに、すべてがパーフェクトといっても、ウソくさくなってしまうようだ。
具体的に、何が、どこがどうだ、というふうにするといいのだろう。顔が小さい、髪がつやつや、指が細いなどだった。
ラソン高橋尚子選手をシドニーオリンピックの金メダリストに育て上げた、小出義雄監督は「キミの土踏まずは世界一だ!」と繰り返していたという。ふつう誰もそんなところはホメたりしないものだ。しかし、ピンポイントでホメるというところがスゴイ。
確かに漠然としたホメ方だと、嬉しくもなんともないだろうな。ホメる部分を絞るというのがポイントだった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ほかの人をホメている人は、それだけで好印象を与える。
「もっとすごい!ホメ方」内藤 誼人著より。
ほかの人をホメると、それを聞かされた相手は、ホメている人をいい人だと思うらしい。それは逆のことを考えればわかりやすい。人の悪口を言っている人は、やはりその人のことはいい人だとは思わないだろう。
また、愚痴ばかり言っている人は、周囲の人に嫌われるというのも頷ける。確かに人をホメることは難しい。
悪口やグチならすぐに出てくるのに、褒め言葉はなかなか思いつかないものだ。部下のことをホメられる上司はきっと好かれるに違いない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
些細なことにこそ、きちんとお礼を言おう。
「もっとすごい!ホメ方」内藤 誼人著より。
大きなことをしてくれたときには自然とお礼を言うものだが、ちょっとしたことではお礼を忘れてしまいがちだ。
しかし、大事なことは小さなことこそお礼を言うことが大事だった。机の上を片づけてもらったり、ゴミを捨ててくれたらきちっとお礼を言うべきことだった。
些細なことなら相手も期待してないから、きちっとお礼を言えば伝わりやすいものだ。ちょっとしたサプライズは効果があるのだった。
お礼は相手が期待していないくらい小さなことのほうが良かった。逆にこちらがちょっとしたことをしてやっても、なんの反応もないとがっかりするものだ。たとえば、お土産をあげても、ありがとうの一言もないと、その程度の人間だと評価してしまうだろう。