自分自身、あるいは身内をネタにしろ。

自分自身、あるいは身内をネタにしろ。
タモリさんの成功術」内藤 誼人著より。
「会話の話題の選び方に困っときには、自分の失敗談や、身内の面白いエピソードなどをネタにするとよい」とこのタイトルの冒頭にあった。
テレビのネタよりもずっとそのほうがいいらしい。心理学では、自分自身をネタにすることを「自己開示」と呼んでいるという。
確かにその人だけのエピソードを聞かせられると興味深いものだ。ただし自慢話などは聞きたくもないが。親しみがわくのは、その人個人のことを知ったときだろう。
「この人にはぜひ好かれたい」という時には、迷わず自分自身について語ったほうがいいとアドバイスしている。まずは、失敗談をいくつか用意する必要もあるかな。

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コネがなければうまくいかないのが、現実社会というものだ。
タモリさんの成功術」内藤 誼人著より。
どんなことでも、自分の実力があればうまくいくというものでもなかったのだ。やはり積極的に人間関係を構築して、コネや人脈を利用した方が効率的だともいえる。
そのためには、普段からできるだけ多くの人と、いい関係を保っておく必要があるだろう。ちょっとだけでも気を利かせておけば、いざという時にもスムーズに行くことも多い。ここには、文章力があれば、作家になれるわけでもなかった。また、歌がうまいだけでは歌手として通用するわけでもなかったのだ。
やはり大事なのは、人から認められ、かわいがってもらえることだった。ひいきにしてくれる人がいればこそ、仕事もうまくいくものだ。コネは決してバカにはできない。

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型は人を制限するものではなく、自由にするもの。
齋藤孝の30分散歩術」齋藤孝著より。
スポーツなら、基礎練習で土台をつくることが重要だった。歩くことにも型があるという。その型を習慣化しておけば、その動きも意識する必要もないようだ。
型を身につけて反復練習すれば、それは「技」となるのだった。その型の一つは、臍下丹田を意識して、吐く息を長くすることだ。
齋藤氏が考えて実行している臍下丹田呼吸法を紹介している。まず、3秒吸って、2秒止める。その後15秒で吐くことだった。単純でも、練習が必要そうだ。

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ケチをつけるのが人間の習性。
「もっとすごい!ホメ方」内藤 誼人著より。
ここには、「よほど意識していないと、ほかの人のやること、言うことにケチをつけてしまいます」とあった。確かに、ほめるよりケチをつける方が簡単だ。
よほど感心したことでないと、ほめたりはできないもの。しかし、人に好かれようとするなら、それではダメだった。
もし意見を求められたら、批判よりまずは「いい感想」だけと告げればよかったのだ。会議などで意見を求められたら、その時は批評家になってはいけなかった。
そういえば、ブレーンストーミングで意見を出しあう際には、「他人のアイデアにケチをつけない」というルールがあった。それは、ついつい批判したくなってしまうからだろう。
ほめる前に、まず人の意見を批判したりしないということが大事だったのだ。

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技術を学ぶときには、何事もまず「形」から入ることが大切。
「もっとすごい!ホメ方」内藤 誼人著より。
「感謝の気持ちを伝える」というよりむしろ「ありがとうございます」という言葉を発すればよかったのだ。
レストランでの食事の後では、「おいしかったです、ありがとう。また来ますね」を必ず口にする習慣を身につければいいという。
こんな形を実践すると、「感謝の気持ち」は後からついてくるようだ。それで良かったのだ。ここには「とにかく、人に会ったら、必ずひとつはホメるんだ!ということを自分の課題しましょう」とあった。「いいところを探すクセ」がつくといいのだ。それはイコール「ホメる力」がつくことでもあった。
強制的に人をホメるルールを課してしまえばいいというが、これはやや疲れることでもありそうだな。